タグ

ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (21)

  • 少しだけ、小島慶子さんの話をします。 - 琥珀色の戯言

    小島慶子、「キラキラ」降板を激白 「自営業男性を意識して話して」と言われた(J-CASTニュース) 高い聴取率を誇り、小島さんも「ラジオの女王」とまで呼ばれていたが、2012年1月26日の放送で、番組を降板することを自身の口から明らかにした。2011年12月に局に降板の申し入れをし、3月いっぱいで降りることになったという。 理由としては、2011年は3月の震災もあり、放送とは何か、ということを考えることが多かった。そして、「どこかにいるかも知れない『あなた』に届けばいいな、誰かが喜んでくれたら嬉しいな」という気持ちで、自分が話したいことを話すしかない、という結論に至った。 同時にラジオが再び注目されている、と世間で言われ始め、局側からも「せっかくラジオに注目が集まっているので、番組としては是非聴いて欲しいお客さんがいる。まだラジオを聴いていない、40代、50代の男性の自営業の人を意識したし

    少しだけ、小島慶子さんの話をします。 - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2012/01/27
    『人間の本音は歯切れの悪いこと白か黒かで答えられない事の中にしかない。堂々と理路整然とスパッと言い切る事ができる考えや意見というのは大体他人からの借り物や受け売りだったり生活の実感とは遠い所にある』
  • ある寿司屋で見た光景 - 琥珀色の戯言

    一昨日、義父母とと息子とで、敬老の日のお祝いのため、ちょっと値段高めの回らない寿司屋に行った。 その帰り際の話。 カウンターで、学生服の中学生くらいの男の子が、押し黙って携帯電話を弄っているのを見た僕は、に、「中学生があんなふうに高い寿司屋のカウンターに座って、ずっと携帯弄ってるなんて、なんか感じ悪いよねえ」と同意を求めたのだ。 するとは、こう言った。 「うーん、そう言うけどさ、周りに同じくらいの年の子供がいなくて、みんなが『オトナの話』をしていると、ああいうふうに携帯でもやる以外に、どうしようもないんじゃない? 私たちだって、あのくらいの年頃でああいう状況だったら、同じようにしてたと思うよ。そりゃ、私たちの時代には携帯はなかったけど」 そう言われて、ハッとした。 あらためて考えてみると、たしかにその通りなんだよなあ。 あのくらいの年齢のとき、僕があの席に座っていたら、どんなに寿司が

    ある寿司屋で見た光景 - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/09/23
    ふたりの間では同意してもいいんだけど、人はどのように思うかわからないから不用意に言わんようになっていう意味でこういうこと言ったりしますよね。
  • 「空気」と「世間」 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    「空気」と「世間」 (講談社現代新書) 作者: 鴻上尚史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/17メディア: 新書購入: 13人 クリック: 163回この商品を含むブログ (51件) を見る 内容紹介 「空気」の存在に怯えている人は多い。なぜ「空気」は怖いのか? その正体を探っていくと見えてきたのが、崩れかけた「世間」の姿だった……。人気の脚・演出家が、阿部謹也、山七平といった先人の仕事を現代に投影させながら、自分の体験や発見を踏まえた会心作! 「空気」と「世間」を知り、息苦しい現代日を生きていくための方法を示します。 以前、鴻上さんの『孤独と不安のレッスン』というに感銘を受けた僕としては、あの鴻上さんが「空気」というものに対して、どんなアプローチをしていくのか、非常に楽しみでした。 こののオビには、こんなふうに書いてあります。 「空気を読まずに息苦しい日を生き抜

    「空気」と「世間」 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 2008-10-07

    千住家にストラディヴァリウスが来た日 (新潮文庫) 作者: 千住文子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/25メディア: ホーム&キッチン購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (7件) を見る 内容(「MARC」データベースより) ヴァイオリニスト・千住真理子が巨匠ストラディヴァリ製作のバイオリンを手に入れた。300年の眠りから目覚めた名器は、いかにして千住家の一員となったのか。真理子の母が綴る感動のドキュメント・エッセイ。 千住真理子さん、あるいは、千住家の人々のファンにとっては、非常に興味深い内容なのではないかと思います。 でも、ヴァイオリンという楽器にあまり興味がなく、千住真理子さんも「名前くらいは知っている」というレベルの僕にとっては、「千住文子さんの夫自慢、子ども自慢を延々と聞かされ続けている」ような居心地の悪さを感じるでした。 「清貧」とかいうけ

  • きのうの神様 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    きのうの神さま 作者: 西川美和出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2009/04/16メディア: 単行購入: 4人 クリック: 47回この商品を含むブログ (81件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 『ゆれる』で世界的な評価を獲得し、今、最も注目を集める映画監督が、日常に潜む人間の性を渾身の筆致で炙りだした短編集。『ディア・ドクター』に寄り添うアナザーストーリーズ。 映画『ディア・ドクター』は、近所に公開館が無く、僕があまり「医療ドラマ」を好まないのとあいまって、まだ未見です。テレビで断片的につまみいしながら医療ドラマにツッコミを入れるのは嫌いじゃないのですが、あまりに「感動的な医療現場や献身的な医者」が描かれているのを観ると、自分と比べて落ち込んだり、こういうのを期待されているのかと憂になったりするので。 この『きのうの神様』、先日発表された第141回直木賞の候

    きのうの神様 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/07/21
    『深入りすればするほど人間の感情の「好感」というのは「嫌悪感」と一体のものだと感じますし「誰かのことを簡単に大好きになれる人」というのは「ちょっとしたきっかけで、裏切られたと思う人」であることが多い』
  • ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』公式サイト 解説: 『マグノリア』『パンチドランク・ラブ』のポール・トーマス・アンダーソン監督の最高傑作との呼び声も高い、石油採掘によってアメリカン・ドリームをかなえた男の利権争いと血塗られた歴史を描いた社会派ドラマ。原作は1927年に発表された、社会派作家アプトン・シンクレアの「石油!」。『マイ・レフトフット』のオスカー俳優ダニエル・デイ=ルイスが、冷徹な石油王が破滅していくまでを熱演。人間の計り知れない欲望や恐怖を、改めて思い知らされる。(シネマトゥデイ) あらすじ:石油採掘によって莫大な富と権力を得た一介の炭鉱労働者ダニエル・プレインビューは、さらなる鉱脈を求め息子のHWとともにカリフォルニア州リトル・ポストンへ向かう。そこは不毛の地で、街の人々はカリスマ的な神父イーライ・サンデーが主宰する教会にのみ頼って生きていた。幸運にも再び油田を掘り当てたプレイ

    ゼア・ウィル・ビー・ブラッド ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 人間失格 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人間失格 (ぶんか社文庫) 作者: 太宰治出版社/メーカー: ぶんか社発売日: 2009/06/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (15件) を見る 意外と好評(?)の「歴史的名作を読んでみる」シリーズ。 今年が生誕100年ということで(ちなみに誕生日は6月19日)、再ブームになっている太宰治の代表作のひとつです。 Wikipediaによると、 戦後の売り上げは新潮文庫だけでも累計600万部を突破しており夏目漱石の『こころ』と何十年にも渡り累計部数を争っている。 とのことですが、小畑健さんの表紙の集英社版が異例のベストセラー(1ヶ月間で7万5000部売れたそうです)になったのも記憶に新しいところ。 僕も中学か高校のときに一度読んだことがあるのですが、冒頭の 恥の多い生涯を送って来ました。 の一文と、ラストの いまは自分には、幸も不幸もありません。 た

    人間失格 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「マスゴミ」なんて、バカバカしい。 - 琥珀色の戯言

    マスコミをマスゴミと言っているようじゃ…。(ニシエヒガシエ(2009/6/18)) ↑のエントリを読んで。 とりあえず、『ウェブはバカと暇人のもの』に関しては、読まずに批判するのはどうかとは思うけれど(「読んでいない」わりには、批判している内容は正鵠を射ているのですが)、これを読んでいろいろと考えさせられたことを書いてみます。 焼肉店・床に肉を叩きつけるシーンは嘘「テレビ局に言われてやった」【追記09/06/01】(ロケットニュース24) 日テレ報道の焼肉店「取材の方に嘘をついた。いつも床に肉を叩きつけている」(ガジェット通信) ↑の騒動、まだけっこう記憶に新しいのですが、僕はこのニュースそのものよりも、このニュースに対する、多くの「ネットユーザー」たちの反応に考えさせられました。 多くの人が、最初のニュースで、「日テレビのやらせ」を糾弾していたのですが、それが「やらせではなかった」こと

    「マスゴミ」なんて、バカバカしい。 - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/06/19
    『でもね、ほんと、こういう「当たり前のこと」って、意外とどこにも書いてないんですよ』
  • 表層的なポジティブと本質的なネガティブ - 琥珀色の戯言

    表層的なポジティブは質的なネガティブだから(憂な昨日にキック 不安な明日にパンチ) ↑のタイトルで思い出したこと(エントリの内容とはほとんど関係ないです) 僕の大学の同級生にTという男がいるのだが、彼はものすごく真面目なヤツだった。 研修医時代も、ずっと遅くまで仕事をしていたし、みんなが「そんなのあわてて取らなくてもいいよね」と言い合っていた認定医や専門医に、取得条件を満たすとすぐ合格していった。天才というよりは、究極の秀才型、というのが周囲の評価だったように思う。 あるとき、飲み会で、僕はTに尋ねたことがある。 「そんなに真面目に仕事ばっかりして、くたびれない? 僕なんか日常業務だけで一杯一杯なのに」 ほろ酔い加減だった彼は、こんなふうに答えてくれた。 「いや〜俺って当に『めんどくさいこと』が大っ嫌いでさあ……で、考えれば考えるほど、将来いちばんめんどくさくない方法っていうのは

    表層的なポジティブと本質的なネガティブ - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/06/18
    『「他人に心底絶望している人」というのは、愚痴をこぼしたりしない。そんなものは、「自分の弱点を曝すだけで、何のメリットもない」と考えているし…そして、他人に深入りしないし、自分にも深入りさせない』
  • ウェブはバカと暇人のもの ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書) 作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/04/17メディア: 新書購入: 35人 クリック: 977回この商品を含むブログ (218件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 著者はニュースサイトの編集者をやっている関係で、ネット漬けの日々を送っているが、とにかくネットが気持ち悪い。そこで他人を「死ね」「ゴミ」「クズ」と罵倒しまくる人も気持ち悪いし、「通報しますた」と揚げ足取りばかりする人も気持ち悪いし、アイドルの他愛もないブログが「絶賛キャーキャーコメント」で埋まるのも気持ち悪いし、ミクシィの「今日のランチはカルボナーラ」みたいなどうでもいい書き込みも気持ち悪い。うんざりだ。―書では、「頭の良い人」ではなく、「普通の人」「バカ」がインターネットをどう利用しているのか?リアルな現実を、現場の視点から描写する。 これ

    ウェブはバカと暇人のもの ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/06/13
    『ユーザーが増えれば増えるほど、「ネット」は「多様化」のほうには向かわず、、「少数派の意見を押しつぶそうとする多数派」と「生き残るために、より先鋭化し、攻撃的になった少数派」を生んでいるようにすら…』
  • 彼女がスケッチ大会で「特選」を獲った絵 - 琥珀色の戯言

    才能のない子にどうやって美術への進路を思いとどまらせるか(はてな匿名ダイアリー) ↑のエントリを読んで、ちょっとモヤモヤしていたことなど。 最近ある女性に聞いた話。 彼女は子どものころから絵を描くのが好きで、学校のスケッチ大会では、いつも賞をもらっていたそうだ。 でも、彼女の絵は、「入選」どまりがほとんど。写実的に、その場にあるものをあるがままにリアルに描くという彼女の「作風」は、学校の先生たちにあまりウケがよくなかったらしい。同級生たちには、「Aちゃんの絵はあんなに上手いのに、なんで特選にならないんだろうね」といつも言われていたとのこと。 そんな彼女の絵が、一度だけ「特選」に輝いたことがあった。 スケッチ大会の日、彼女はお城の風景を描いていたのだが、途中でとりかえしがつかないミスをして、修正液で間違ったところを消そうとした。 ところが、その「修正」した部位には、上から絵の具がうまく乗らな

    彼女がスケッチ大会で「特選」を獲った絵 - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/04/16
    『どうも、子どもの作品というのは、「子どもらしさ」とか「自由な発想」というような、「大人が押し付けた、あるべき子供像」みたいなもので評価されがちな傾向があるらしい。』
  • 子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書) ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    子どもの貧困―日の不公平を考える (岩波新書) 作者: 阿部彩出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/11/20メディア: 新書購入: 16人 クリック: 218回この商品を含むブログ (110件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 健康、学力、そして将来…。大人になっても続く、人生のスタートラインにおける「不利」。OECD諸国の中で第二位という日貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために当に必要な「子ども対策」とは何か。 404 Blog Not Found:まさかここまでひどいとは - 書評 - 子どもの貧困 ↑で紹介されていたのをみて購入。 僕は自分で子どもを持つまで、「日の子どもの貧困」なんて、考えたこともありませんでした。 だって、日で「物乞い

    子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書) ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「新しい物語」の絶滅 - 琥珀色の戯言

    「新しい物語」は当に必要なのか? - Hopeless Homeless ↑はとても興味深いエントリでした。 「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)2005年10月号で、恩田陸さんと鴻上尚史さんがこんな話をしておられました。 鴻上:たぶん、チェーホフは役者も選ぶんだよね。小津さんの映画と同じで。シェイクスピアは少々下手な役者がやってもそこそこ観られるものになるんだけど、小津作品もチェーホフも、名優たちがやんないと目も当てられないから(笑)。あ、今その話をしながら、今回ぜひ聞きたかったことを思い出したんだけど、恩田さんって、物語ることが好きなの? 恩田:好きというか、ストーリーというものに興味があるというか……。私には、ストーリーにオリジナルなんかないという持説があって。つまり、人間が聞いて気持ちいいストーリーというのは、ずっと昔からいくつかパターンが決まってて、それを演出を変えてやって

    「新しい物語」の絶滅 - 琥珀色の戯言
  • あなたは、「村上スピーチ」の何が素晴らしいと言っているのですか? - 琥珀色の戯言

    村上スピーチの何が素晴らしいと言っているのか、もうちょっと知りたい(「新・鹿田内りなこさんのぺえじ」2009/2/19)(おそらく、2/20以降はこちらにログが保存されるのではないかと思います) ↑を読んでいて、僕はけっこう考えさせられました。 村上春樹氏のスピーチは、あちこちで絶賛の様子である。 しかしながら、何がどう素晴らしいと絶賛している人たちがおっしゃっているのかが、いまひとつよく分からない。もう少し、ネットなどであちこちを探す必要があるのかもしれないが、なかなかまとまった時間が取れない。 私が思うに、「壁と卵の比喩」が直感的に分かりにく過ぎる。 皆さんが、「直感的に素晴らしい」と感じるなら、私の理解能力が低過ぎるのかもしれない。 私個人は、村上春樹の小説は初期のものからかなり読んでいて、村上春樹独特の言い回しについても、大体は理解しているつもりである。それにしても、「壁と卵」の比

    あなたは、「村上スピーチ」の何が素晴らしいと言っているのですか? - 琥珀色の戯言
  • ある村上春樹ファンによる、エルサレム賞受賞スピーチ全文和訳 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:「わたしは常に卵の側に立つ」(琥珀色の戯言) 村上春樹さんのエルサレム賞受賞スピーチ(の草稿)の全文が『HAARETZ』紙に掲載されていますので、それを僕なりに訳してみました。 もともと英語は苦手なのですが、この文章に関しては、可能な限り自分で近づいてみたかったので。 『HAARETZ』紙に掲載された村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチ(の草稿)全文 村上春樹: 常に卵の側に(はてな匿名ダイアリー) 村上春樹スピーチ全文和訳Ver.1.2(しあわせのかたち) 以下の日語訳は、上記の2つのエントリを参考にさせていただきました。 ……というか、参考どころか、「そういうふうに訳すのがベストだ」と判断した際には、そのまま使わせていただいています。ありがとうございました。 あと、この訳文についていくつか。 (1)かなり意訳になってしまっていて、あまり「テキストに忠実」ではありません。翻訳

    ある村上春樹ファンによる、エルサレム賞受賞スピーチ全文和訳 - 琥珀色の戯言
  • パチンコについて語るときに僕の語ること - 琥珀色の戯言

    まずは、この2つのエントリを。 (1)< ビンボーの 原因は パチンコ > (2)パチンコを必要として無い人間が言うな 最初に言っておこう。 いままでパチンコ(スロット)店に入ったことがない人、パチンコ(スロット)に触ったことがない人、そういう人たちは、ぜひそのまま人生を歩んでもらいたい。パチンコほど、人生において不毛な娯楽はない。それは間違いない。 ただ、パチンコというのは、不毛なところが魅力だというのも僕は知っている。 僕は一時期、パチンコにハマっていたことがある。 いや、「ハマっていた」なんておとなしいものじゃないな、あれは「依存」だったのだろう。 母親が亡くなってしばらく、田舎で働いていた僕は、夜になると家にひとりで居るのがなんだかとても辛かった。 田舎の病院というのは、朝が早く、勤務時間内は座る暇がないほど忙しいが、夜がふけてくると当直医以外はけっこう自由な時間があることが多いの

    パチンコについて語るときに僕の語ること - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/01/07
    『ネットで何かを発信するような「問題意識の高い人たち」は、パチンコなんてしないのだろうな』
  • 「コミュニケーション能力」について考える - 琥珀色の戯言

    コミュニケーション能力という幻想 - ハックルベリーに会いに行く(2008/12/21) ↑のエントリを読んだことをきっかけに、「コミュニケーション能力」について思いついたことなどあれこれと。 最初に頭に浮かんだのは、押井守監督のこんな言葉でした(押井監督の著書『凡人として生きるということ』より) 僕には友達と呼べる人はいないし、それを苦にしたことはない。年賀状にしても、こちらから出すのは毎年ふたりだけ。師匠ともうひとり。さすがに出さないと失礼と思われる大先輩のふたりを除いて、年賀のあいさつを出す相手もいない。 だから、正月にうちに配られる年賀状はどんどん減ってきた。それでもいいと僕は思っている。他人とのコミュニケーションは、こんな僕でも大事だ。いや、多くの人の才能に支えられて映画を作る僕のような人間には、コミュニケーションほど大切なものはない、と言ってもいいだろう。 だが、それはあくまで

    「コミュニケーション能力」について考える - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2008/12/23
    『自分がコミュニケーション上手だと思いこんでいる人は基本的に信用しません/この話つたない話だから聞いてくれるというふうに解釈するべきではない.他人はつたないだけの話なんて聞きません』
  • 「要は、勇気だけがないんでしょ?」という幻想 - 琥珀色の戯言

    要は、勇気がないんでしょ?に対する根的な誤解。(orangestarの日記(2008/9/8)) ↑を読んで、目からウロコが落ちました(なんてベタな慣用句!) ああ、素晴らしく身も蓋も無い正論だ…… 鴻上尚史さんが、著書『孤独と不安のレッスン』で、こんなことを書かれていました(引用ではなく、僕が記憶しているものなので、まちがっているかもしれません。興味のある方は、原著にあたってください)。 あなたが有名なミュージシャンと知り合いになりたいとき、いちばん確実な方法は何だと思いますか? うーん、マメにコンサートに通ったり、手紙を出すこと? つてを一生懸命たどって、そのミュージシャンの友達にたどり着くこと? この問いに関する、鴻上さんの「答え」はこうでした。 あなた自身が有名なミュージシャンになること、です。 あなたが「一緒にステージに立ちたい」と思われるようなミュージシャンになれば、相手のほ

    「要は、勇気だけがないんでしょ?」という幻想 - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2008/09/09
    『"要は、勇気がないんでしょ?"に関して/それを裏打ちするだけの自信や実力や実績がなければ"勇気"なんて出ない/本当に難しいのは勇気で勝負が決まる所迄辿り着く事/"勇気"が無いからじゃなくて"力"が無いから』
  • 人の心はどこまでわかるか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人の心はどこまでわかるか (講談社+α新書) 作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/03/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る 出版社/著者からの内容紹介 心の問題集&回答集!! 悩み、傷つく心を知ると、自分も他人も見えてくる!! 人間の心がいかにわからないかを骨身にしみてわかっている「心の専門家」である著者が、「人の心とは何か」に心理療法の現場から答える!! 人間の心がいかにわからないかを骨身にしみてわかっている者が、「心の専門家」である、と私は思っている。そのわからないことをそのままに捨ておかず、つねにそれに立ち向かっていなくてはならないのはもちろんであるが。これに反して素人は「わかった」と単純に思いこみすぎる。というよりは、「わかった」気になることによって、心という怪物と対峙するのを避けるのだと言っていい

    人の心はどこまでわかるか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2008/04/28
    『特に、周りが「よかった、よかった」と大喜びしすぎると、よけい危険です/だから私は、治っていく人には必ず「治ることの悲しさ、つらさもあるのですよ」という話をします』
  • 「痛みに共感する」ということ - 琥珀色の戯言

    痛みを共感するのに痛みを経験する必要はない、とは思う- Say::So? 「経験者は語るな経験者以外は語るな」と聞くことがあるけれども、それをいい始めると当事者以外は語れなくなる。全く同じ感覚を共有することはないだろう。経験することによって想像がしやすくなるというのはあるだろうが、あくまでも想像であって実体験ではない。であるならば、非経験者が想像によってその痛みを知ることができるのであれば、経験者よりも具体的にその痛みを感じ何をかを思うこともありうるのではないか。 僕の経験から語らせてもらうと、ある物事に対して、自分が「経験者」であることを理由に訳知り顔で「共感」を押し付けてくる人というのは、けっこう不快な場合が多かったです。 「俺の親父が死んだときには……」「私が恋人と別れたときには……」というような話をはじめる人というのは、「共感」したいわけじゃなくて、「自分を主張したい」だけなんです

    「痛みに共感する」ということ - 琥珀色の戯言
    delayedresolve
    delayedresolve 2007/11/08
    『自分が経験者であることを理由に訳知り顔で共感を押し付けてくる人というのはけっこう不快な場合が多かった」「共感したいわけじゃなくて自分を主張したいだけ』