第54回Linuxカーネルのコンテナ機能 ―cgroup v2から使うCPUの帯域幅制限(2) 加藤泰文 2023-11-08
ほんの数年前までVPSといえばLinode、Slicehostなどの海外のサーバーしか選択肢がなかった。ls を実行しても一呼吸おくほどのレイテンシーがあるような環境で、128MBくらいのメモリを何とかやりくりしてRailsを動かしていたが、現在では月1000円程度で用途によっては手に余るようなスペックが手に入るようになっている。そんなVPSの余ったリソースを使って、仮想環境をたてようというのが今回の目的だ。 LXCは、他の仮想化方式と比べてオーバーヘッドが少なくきびきび動くし、必要であればCPUやメモリの制限をつけることもできる。RPMやDebのパッケージ作成をしたり、Chefのcookbook作成などで独立した環境を手軽に構築したい人には特に有用に思う。また、簡単にネットワークが作れるので、複数台構成のソフトウェアを1台のマシンのなかで動かすことが出来る。今回は動作確認として Perc
Docker はただ LXC を再発明しているわけではないというお話。DotCloud のファウンダーによる stackoverflow の質問への回答。 LXC はネームスペースやコントロールグループ等の Linux カーネルケーパビリティ機能を利用し、プロセスを他のプロセスからサンドボックス化し、それらプロセスへのリソースの割当てをコントロールしている。Docker はこのローレベルのカーネル機能を軸に、以下のような機能を提供している。 LXC に対し Docker が提供している機能 どんなマシンへもポータブルデプロイ可能 Docker はアプリケーションをビルドするためのフォーマットが定義されており、その全ての依存関係を (Docker がインストールされている全てのマシンで動作する) 単一のオブジェクトに入れ、それはどこで実行してもアプリケーション実行環境が同一になります。LXC
機能やサービスごと、もしくはサイトごとについつい、いくつものVPSを借りてしまってはいませんか? 僕がそうなんです。環境はお互いに独立しておいたほうが後々良いという考えのもと、さくらのVPSをサービスごとに借りてしまい、いつのまにか請求額が高くなっているというのは、よくあることです。ありますよね? 会社でもつい借りまくって毎月の請求が7万とかになってて悲しんでいます。 今回、個人的に借りていた3台のVPSを1台に集約したいと思いました。 初代の「さくらのVPS512」というプランが3つで2940円掛かっていましたが、「さくらのVPS 石狩リージョン 2G v3」の初期費用無料、月額1480円に節約したいと思います。 最近できたConoHaなど、別にさくらのVPSに限らず他社のKVMなVPSでもいいと思います。 CloudCore CV01はちょっと割高に感じるので、さくらかConoHa、そ
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