測度論的確率論をの初歩的な部分を、コードも交えながら気持ち優先で解説したいと思います。 自分の勉強内容のアウトプットも兼ねています。 動機 技術的な書籍を読んでいて、確率という概念を自分の中できちんと整理したいと思うようになったこと、そしてそれをアウトプットしたいと思ったことが動機です。 確率という概念は、機械学習やデータ分析、情報科学といった分野の基礎知識として多数用いられています。私の本職はネットワークエンジニアで、仕事でこの辺りに触れることはないのですが、流行りものが好きでよくこの手の入門書に手を出しては休日に眺めています。 しかし、その中でどうしても気になっていることが1つあります。 それは、多くの書籍で確率という概念が非常に曖昧に用いられていることです。特に、確率変数、確率分布という言葉の定義がかなり曖昧に済まされている場合が多いと感じています。 数式を用いた論理展開を主軸にした