この記事で書くこと rustの参照と借用についての説明です。 所有権については別に記事を書いていますので、必要あればご確認ください。 参照と借用 参照とは 安全なポインタ変数のことです。ポインタ変数とは、変数のアドレスが保管されている変数です。ポインタ変数に関しては、こちらを参照。 以下のコードを例に解説して行きます。 let x = 5; println!("x = {}",x); println!("&x = {:p}",&x); let rx = &x; println!("rx = {:p}",rx); println!("&rx = {:p}",&rx); 実行結果 x = 5 &x = 0x16b5c9e64 rx = 0x16b5c9e64 &rx = 0x16b5c9ef0 上記の実行結果を図にすると以下のようになります。 まず5という値が変数xに束縛されます。この値は0x