はじめに 昨今、大抵のLinuxディストリビューションにおいては、Systemdが標準採用されています。 ディストリビューションによって提供されているパッケージを使うだけなら、(通常はすでに適切に設定済みのため)普段それほどサービスの依存関係を意識することはありません。 しかし、独自に開発したソフトウェアをサービスとして動かしたりするときには、サービスの依存関係を正しく指定しないと意図したように動作しないという問題に遭遇することがあります。 今回はそんなときに便利なサービスの依存関係を調べる方法を紹介します。 実際のサービスの起動順序を確認するには まず、意図した順序でサービスが起動しているか調べるには、systemd-analyzeコマンドを使います。 systemd-analyzeにオプションを何も指定しないと、次のように起動にどれだけかかったかを表示します。1 % systemd-a