アニメ映画監督の宮崎駿氏が、人工知能で作り出した「極めて奇怪な動作」をする人間のCG動画に対し激怒したことが話題になっている(ハフィントンポスト)。 これはNHKの「終わらない人 宮崎駿」というドキュメンタリー番組内で放映されたもの。この動画は人工知能で「早く移動する」ことを学習させたモデルを使ったもので、痛覚や「頭が大事」といった概念がないため、頭を足のように使って移動しているという。これに対し監督は、知人の身体障害者を引き合いに出し「極めて不愉快」「生命に対する侮辱」とまで発言している。 たかがCG、ではあるが、つい最近『「ロボット犬」でも蹴っちゃダメ? 倫理めぐる議論盛んに』という話題もあった。 やがて人工知能が発達し仮想であれ現実であれ肉体を与えられるようになった時、それに対してする何事かが生命に対する侮辱になるだろうか? それは人工知能の人間らしさか生命らしい肉体へかが問題なのだ