5月14日の新聞各紙の記事「NEC、日立が負担回避で理研まとめの次世代スパコンの開発から離脱」を読んで驚いた人が多かったと思います。しかし、これは予想されていました。 文部科学省が推進している「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクト(理化学研究所まとめの次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト)で、スーパーコンピュータのベクトル演算部開発を担当してきたNECが、詳細設計の完了をもって製造段階への参加はしないと理研に申し入れ世間を驚かせました。 新聞報道にあわせて、理化学研究所(以下理研と略記)とNECがその理由をホームページで説明しています。 理化学研究所のプレスリリース「次世代スーパーコンピュータ・システムの構成を見直す」 NECのプレスリリース「文部科学省『次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト』への参画形態の見直しについて」 理研が「当初計画どおり2012