貸し切り じっくり選べる 客がじっくりと本選びをできる予約制の書店が人気だ。インターネットで手軽に本を購入できる時代だが、店員との会話を楽しみながら、お気に入りの1冊を見つけられるのが魅力だ。本との新しいつき合い方としても注目されている。 入場料/紙袋入り「出合う」喜び 横浜市で昨年8月にオープンした「エンカウンター」は、ちょっと変わった書店だ。 同店で本を手に取るためには、来店を予約し、入場料を払う必要がある。書店に1時間いるなら500円、2時間なら800円、3時間は1000円だ。 約2500冊の本は様々な分野の古書が中心だ。多くは中が見えない紙袋に入っている。その袋を開いて読んだ人は、購入しない場合、次にその本を手に取る人のために感想などのメッセージを書いて、棚に戻すことをルールにしている。 「このようなルールにしたのは、実用的な目的ではなく、中身を知らずに何気なく手に取った本がお気に