本誌2011年11月号で「ネットワークオーディオが開くモバイル超高音質オーディオの可能性」と題し物理的な媒体によらないネットワーク経由の超高音質オーディオの可能性を取り上げた。 通常の音楽CDはサンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bitのPCM(Pulse Code Modulation)形式により約20~20kHzの再生が可能で、ダウンロード販売やシリコンプレーヤで使用されるMP3形式やAAC形式では、人間の聴覚特性を利用した非可逆圧縮が行われているが、192kHz/24bitPCMや2.8224MHz、1bitでサンプリングするDSD(Direct Stream Digital)形式という超高音質のオーディオをネットワーク経由で楽しむ傾向が見られる。 このような傾向や可能性を考察していたが実体験が必要だとの思いに至り、室内用に192kHz/24bitのUSB-PCインタ