先の大戦についての歴史認識や戦時中の従軍慰安婦問題をめぐる、自民党と日本維新の会の幹部による発言が波紋を広げている。 自民党の高市政調会長は12日、植民地支配と侵略に反省とおわびを表明した「村山談話」に関して、「『国策を誤り』という表現があるが、当時、抵抗もせずに日本が植民地となる道を選ぶのがベストだったのか」などと疑問を呈していた。安倍内閣は村山談話を引き継ぐ方針のため、菅官房長官は13日、電話で発言を自重するよう求め、14日、高市氏も従う考えを表明した。 高市政調会長「政府の歴史見解を13日に初めて私も(菅官房長官から)電話で説明をいただいたので、そういうことであれば、齟齬(そご)のないようにしていきたいと思っている」 一方、日本維新の会の橋下共同代表が13日、旧日本軍による従軍慰安婦問題について、「軍の規律を維持するために当時は必要だった」などと述べたことについて、日本維新の会の幹部