世界遺産に無断で砂利 長崎・南島原の原城跡 文化庁が是正求める 2018/10/5 6:00 (2018/10/5 12:53 更新) 世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、長崎県南島原市の原城跡(国史跡)で、市が文化庁に無断で二ノ丸の一部に砂利を敷設し、遺跡の現状を変えていることが分かった。事実上の駐車場となっており、遺跡の破壊につながることから文化庁や県は是正を求めている。近年、九州で世界遺産登録が相次ぐ中、人類共通の遺産を未来に受け継ぐという本来の趣旨をおろそかにした市の姿勢に批判が集まりそうだ。 市世界遺産推進室によると、原城は1938年、国史跡に指定された。二ノ丸は88年に公有地となり、観光客が慣例的に車を止めていた。今年5月、工事用車両が資材を積み替える場にするため、二ノ丸の約300平方メートルに砂利を敷いたという。駐車場と勘違いし
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