ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (11)

  • 行政職員は行政への請願を知らない - 紙屋研究所

    娘が保育園を卒園し、そこの保育園の存続が問題となっていることは前回のエントリで書いた。 文書にして出すということ - 紙屋研究所 今回はもう一点、そこに関連して雑感で思ったことを。 結論から書いておくと、行政に要望を文書で出す、一番簡単で一番普遍的な方法は請願だということ。そして、行政側から回答をもらう場合もこの請願を活用できる場合があるということ。何よりも、行政職員自身がこの「行政への請願」を知らないことが多いということだ。 前回のエントリについて、「文書で出すなんて社会人の常識だろ」という意見があったのだが、一定規模の企業じゃないとそうでもないんだな。しかも文書化が「常識」になっているはずの企業や事業所に通っている親御さんたちが集まっていても、いざ行政にモノを言うとなると、意外と文書ということに思いを致さなかったりする。 そして何よりも、「国又は地方公共団体の機関に対して文書で希望を述

    行政職員は行政への請願を知らない - 紙屋研究所
  • 文書にして出すということ - 紙屋研究所

    娘が保育園を卒園した。 0歳児から6年間預けた。子どもは一人しかいないので、おそらくこれで保育園とはおさらばだろう。 保護者会の会長を最後の1年間つとめた。 園の存続が大問題になり、ぼくとしてはこれに明け暮れた1年だった。いったい保育園が消えてなくなるかもしれない、という事態なのに、「保育の向上」を組織目的にかかげる保護者会が何もしなくてどうする、というのがぼくの思いだった。 今はまだ詳しく書けないが、かなりのことができたと思う。しかもそれはぼくにしかできないことでもあった。支えてくれる人がたくさんいて、心底うれしかった。 組織体としてもPTA的形骸化が進みつつあった中で、久しぶりに自主的な運動の息吹をとりもどしたと感じた。 この運動の中で感じたことは、「文書にして意思を示す」ということの大事さだった。特に、お役所との関係では、決定的である。 地域(地元の町内会のようなもの)に要請というか

    文書にして出すということ - 紙屋研究所
    despair0906
    despair0906 2014/06/10
    総意という明らかな形にしないと、『個々の要望』では『無いことになっている』のはよくわかる。 思想でカテゴライズされた時も大体そうなる。勝手な総意を作られてそれだけしか存在していない状態にされる。
  • 山本おさむ『今日もいい天気』 - 紙屋研究所

    おさむを最初に知ったのは、学生時代。学生運動仲間から「最近注目している漫画家がいる」といって、『遥かなる甲子園』を見せられたのである。いいなとは思ったけど、その友人が強烈にプッシュするほどにはのめりこめなかった(よくあることだ)。 その後、『どんぐりの家』で強烈な存在感(ぼくにとって)。 障害者のノンフィクションということで定評があるわけだけど、それが自分のことを描くとき、どういう筆加減になるのか。 というわけで、作『今日もいい天気』(双葉社)は、山おさむ自身のことを描いた、エッセイコミックというか実録コミックというか、そういういうものである。「田舎暮らし編」と「原発事故編」に分かれている。共産党機関紙「しんぶん赤旗」に2008年から連載されたもので、当然原発事故が起きた後からすべて描いているわけではないので、「田舎暮らし編」と「原発事故編」では中身の重さが違う。にもかかわらず、「

    山本おさむ『今日もいい天気』 - 紙屋研究所
    despair0906
    despair0906 2014/05/11
    “本作『今日もいい天気』(双葉社)は、山本おさむ自身のことを描いた、エッセイコミックというか実録コミックというか。「田舎暮らし編」と「原発事故編」。共産党機関紙「しんぶん赤旗」に2008年から連載”
  • これが本当の連呼だ - 紙屋研究所

    選挙の季節である。 「連呼」する候補への批判は相変わらずだ。 しかし、お前らに聞きたい。 お前らは、「名前だけをくり返して叫ぶ行為」がダメだと言っているのか、それとも「名前でも政策でも短くくり返す行為」がダメだと言っているのか、それとも「拡声器で演説する行為すべて」がダメだと言っているのか。 はっきりしろ。コラ。 「名前(や政党名)だけを言うのは、政策がないからダメだよね」という人もいるし、「短いフレーズじゃ何もわからないから、演説でないものはダメだよね」という人もいるし、「とにかく大音量で訴えること自体が時代錯誤。あれらを全般的に禁止しろ」という人もいる。 「名前だけをくり返して叫ぶ行為」がダメ 「名前でも政策でも短くくり返す行為」がダメ 「拡声器で演説する行為すべて」がダメ どれだよ。 しつこく名前を連呼する「選挙カー」 住民は「静かにして」と要求できるか (弁護士ドットコム) - Y

    これが本当の連呼だ - 紙屋研究所
    despair0906
    despair0906 2013/07/14
    はとやまwwww
  • 友寄英隆『「アベノミクス」の陥穽』 - 紙屋研究所

    アベノミクスの紹介もそろそろ終わりです。今回が最後になるでしょう。 最後は、友寄英隆『「アベノミクス」の陥穽』(かもがわ出版)です。「え、誰……?」と思ったあなた、心配いりません。その反応がふつうです。知らなくて当たり前です。小さな屋にはほとんど並んでいません。 友寄は、月刊誌「経済」編集長を長く務めてきた人ですが、「経済」というのは共産党に近い経済誌であり、いわばサヨクです。サヨクとしてアベノミクス解説をしているのです。 友寄のは3月に発売されています。 おそらくサヨクであるぼくが、一番最初に読んだアベノミクスじゃないでしょうか。 安倍政権ができたばかりのころに執筆がはじまったもので、そういう段階でのものです。 しかも、書は110ページしかありません。ブックレットですね。 そういう制約があります。 うーん、初心者ということでは難しいかな 結論からいいますと、ブックレットという

    友寄英隆『「アベノミクス」の陥穽』 - 紙屋研究所
  • 転職しやすい社会 - 紙屋研究所

    もうだいぶ前の記事なんだけど、メモ的に。 朝日新聞デジタル:(雇用のあり方:3)大久保幸夫さん 自分生かす転職とは 40歳・60歳が転機 - ニュース リクルートワークス研究所所長の大久保幸夫が朝日(2013年5月10日付)のインタビューで、述べていた次の部分。 ――〔労働市場の――引用者注〕流動化のために「解雇規制の緩和」が必要という声もあります。 「ずれた議論だ。クビを切りやすくなれば、採用しやすくなるわけではない」 アベノミクスで「解雇規制の緩和」が議論されているけども、労働市場の流動化をのぞんできた立場の人から見ても、そういうのはトンチンカンな議論だということ。 大久保は日の経済が構造転換の時代にきていて、実際に40代の3分の1くらいに転職志向があるのに、実際に転職する人が少ないのはなんでなのかという理由を3点あげている。要約すると、 転職先候補がわからん。 転職すると給料が下が

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  • 吉本佳生『日本の景気は賃金が決める』 - 紙屋研究所

    また、アベノミクスの紹介です。 たらたらと書いているうちに、アベノミクス自体がどうなっちゃうかわからないんですが、つづけます。 今回は、吉佳生『日の景気は賃金が決める』(講談社新書)です。 以前、小幡績『リフレはヤバい』をいちばんわかりやすいだと紹介しましたが、そのときに1つ留保をつけました。 実は、ぼくとしてはこの吉のほうがわかりやすいと思いました。 ただし、それはきちんとを読んでいけるというタイプの初心者の場合です。 小幡のは、ざっくりとリフレ、とくにインフレとはどういうことかを語り口調で書いていて、経済を勉強すること自体になれていないという人は、たぶん小幡の方が入門しやすいと思いました。 吉のは、定義や概念をきっちりとおさえて、積み重ね、すすんでいく、という作業をしっかりやっています。だから、これは勉強しようと思って読むと勉強になると思います。だけど、その分、読書体験が

    吉本佳生『日本の景気は賃金が決める』 - 紙屋研究所
  • 左派は成長が嫌いか? - 紙屋研究所

    何で日の左派なひとは「成長」が嫌いか: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) (日の)左派って成長が嫌いなの? まず日の代表格的左派の一つである共産党はどうか。 大企業応援から くらし応援へ 日共産党の「成長戦略」 http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/10-syouhizei/02.html共産党版「成長戦略」 http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/05-jcp-qa/a010.html 志位さん「日共産党版“成長戦略” 」語る http://www.jcp-osaka.jp/2010/04/post_612.html はいー、ストップストップ。もういいです。もうお腹いっぱいです。 つい先日の共産党の中央委員会総会でも、日の現状を「成長が止まった例外国家」という規定をしているくらいだし、彼らの「消費税増税をし

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  • 『福島第一原発の一番長い7日間』 - 紙屋研究所

    こ、これは……! すごい。すごすぎる。あまりにもすごすぎる漫画だと言わねばなるまい。 いや、いま震災関連の漫画とか読んでるんだけど、その1冊として書が目にとまり、手にとってみたわけですよ。 もう一度タイトルをよく見てみよう。 『東日大震災、知られざる戦い 福島第一原発の一番長い7日間』 ふむふむ。 さらにオビにはこうある。 「人知れず、その男たちは命を賭して立ち向かった!!」 「政府と電力会社の密約!? 原発冷却はなぜ遅れたのか」 「自衛隊、涙の戦い 日が誇る救助部隊の苦闘」 「見えない敵との戦い 史上最悪の原発危機に立ち向かった男たち」 ほうほう。 で、開いてみたら「あえてフィクションとして描きました」「この物語は報道関係者、政府関係者などへの独自の取材をもとに構成されたフィクションです」。 なっ、なんだってー!! 石原慎太郎は「水盃」をしたか? たとえばこんな具合である。 全体が

    『福島第一原発の一番長い7日間』 - 紙屋研究所
    despair0906
    despair0906 2012/04/13
    ふむ・・・これは・・・
  • 松竹伸幸『これならわかる日本の領土紛争 国際法と現実政治から学ぶ』 - 紙屋研究所

    教科書検定に見る竹島と尖閣諸島 文部科学省の教科書検定の結果が発表された。 竹島と尖閣諸島の扱いの「違い」によって施された修正は興味深い。 http://mainichi.jp/life/edu/news/20120328ddm002100067000c.html 下記は帝国書院の「地理A」の修正例である。 申請時の記述 修正後の記述 島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島については、領有権をめぐり韓国中国との間で主張が対立している。 日固有の領土である島根県の竹島についても、領有権をめぐり韓国との間で主張が対立している。(注1)沖縄県の尖閣諸島は、日固有の領土であるが、中国が領有権を主張している。 「竹島と尖閣諸島を同列に扱っており理解し難い表現である」という検定意見がついた。日政府は竹島も尖閣諸島もどちらも「日固有の領土」という扱いをしているが、同列ではないというのである。どう同列で

    松竹伸幸『これならわかる日本の領土紛争 国際法と現実政治から学ぶ』 - 紙屋研究所
  • 「石破vs田中」は石破の負けでござる - 紙屋研究所

    田中防衛大臣が自民党の石破議員から質問をうけ、自衛隊の法的根拠を答えられなかったという。 田中氏はこの日も、防衛相というより国会議員としての資質さえ疑わせる基礎知識のなさを露呈した。 自衛隊の「合憲性」を憲法のどこで読み込むのか質(ただ)され、得意の棒読みで憲法9条をたどったのはよいが、「武力による威嚇と武力行使の放棄」をうたった第1項を読み上げただけで「国を守るために自衛隊がある」と結論づけた。 石破氏が諭すように第2項の「芦田修正」により自衛戦力の保持を禁じられないようにしたことを教えると「先生の知見を拝聴しながら、よく理解したい」と頭を下げた。(産経新聞2012年2月2日配信) http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120202/plc12020220340025-n1.htm 別の報道では、「憲法9条で軍は持てないと書いてある。自衛隊とは何か

    「石破vs田中」は石破の負けでござる - 紙屋研究所
    despair0906
    despair0906 2012/02/08
    石破茂氏が勢いでごまかしてる、怪しい部分があるよ、という指摘
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