F1では2022年シーズンから現行テクニカルレギュレーションが導入され、後続車両への後方乱気流の影響を軽減するために、マシン上面のウイング類ではなくマシン下面のフロアから主にダウンフォースを引き出すグラウンドエフェクトカーがF1に復活した。 ただ“空力の鬼才”とも呼ばれるレッドブルのチーフテクニカルオフィサー(CTO)であるエイドリアン・ニューウェイは、現行レギュレーションの規制が厳しい草案を見て「かなり憂鬱だった」という。 実際、当初このレギュレーション変更は一部のデザイナーや関係者から倦厭され、F1マシンのデザインがインディカーをはじめとするワンメイクシリーズのように似通ってしまうのではないかとの声が挙がった。 しかしこうした懸念は杞憂に終わり、2022年の開幕戦時点では各チームが全く異なるコンセプトをそれぞれに採用したマシンがグリッドに並んだが、レッドブルのニューウェイは草案が発表さ