厚生労働省に新型コロナウイルス感染症対策について助言する専門家組織「アドバイザリーボード(AB)」の有志は2日、新型コロナのオミクロン株と季節性インフルエンザの病気の重さを比較した分析結果をまとめた。現時点の致死率は「オミクロン株が、季節性インフルエンザよりも高いと考えられる」とした。 この日のABで報告した。オミクロン株の重症度がこれまでの株に比べて低いことなどから、一部の専門家から季節性インフルと同程度との意見が出ていた。 専門家有志は分析の前提として、二つの感染症は感染者数の数え方や死亡者の定義が異なることなどから、「比較するのは困難」とした。その上で、季節性インフルは複数の方法で致死率を推計したところ、0・006~0・09%だった。一方、今年1月以降の累積死亡者数と累積陽性者数から計算したオミクロン株の致死率は2月21日時点で、0・13%と推定された。新型コロナは感染確認から遅れて
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