作家の村上春樹氏が5月6日に京都で「魂を観(み)る、魂を書く」と題した公開インタビューに応じる。主催の河合隼雄財団が1日、発表した。聞き手はエッセイストの湯川豊氏。村上氏が国内の公の場で話をすることは珍しい。1995年に兵庫県芦屋市の芦屋大学で阪神大震災のチャリティーのための自作朗読会などをおこなったが、公開インタビューは初めてという。4月12日には3年ぶりの長編小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を刊行する予定でもある。 村上氏は心理学者で文化庁長官も務めた河合隼雄氏(2007年死去)と親交が深かった。「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」という共著もある。河合隼雄物語賞・学芸賞が今年創設されるのを記念して、公開インタビューを催すことになった。 5月6日午後3時から、京都市左京区の京都大学百周年記念ホールで。入場料1千円。申し込みはチケット販売のイープラスのサイト(http: