電気そのものは目に見えません。しかし電気には(+)と(-)があることは、どなたも知っていることです。電卓に乾電池を入れるとき、また時計やカメラに電池を入れるとき必ず電池の入れ方が書いてあります。 この(+)と(-)を簡単に実験してみたいと思います。 第1図のように絹の布で乾いたガラス棒をこすってみます。 そうすると小さな紙片をチョイと吸い付けます。これはガラス棒に電気が生じた事によるものです。このことをガラス棒は「帯電」したといい、ガラス棒に付着している電気を「電荷」と呼びます。 ガラス棒は(+)に帯電し、エボナイト棒を毛皮でこすると(-)に帯電する性質をもっております。 また(+)と(+)、(-)と(-)を近づけると反発し、(+)と(-)を近づけると吸引します。このような電気を静電気といいます。さて物をこすると、電気が生じますが一体この電気はどこから生まれるのか、もう少し詳しく調べてみま