気分安定薬は脳神経に作用し、気分の波を和らげる作用を持つお薬になります。精神科領域では、主に「双極性障害(躁うつ病)」の治療薬として用いられています。 気分安定薬は不思議なお薬で、気分安定作用は1800年代から報告されており歴史は長いのですが、その作用機序についてはいまだに明確には解明されていません。 しかし気分の波を抑える作用は確かであり、医療現場では幅広く用いられています。 気分安定薬にもいくつかの種類がありますが、どれも効き方は同じではないと考えられています。それぞれ特徴があるため、自分の疾患の程度や症状に応じて、主治医を相談しながら最適なお薬を選ぶことが大切です。 自分が使っている気分安定薬の特徴やメリット・デメリットを知り、気分安定薬の正しい選び方・使い方を考えてみましょう。 1.気分安定薬とは? まずは気分安定薬とはどのようなお薬なのかを紹介します。 「気分安定薬(mood s
今日はサインバルタについて、医療現場(特にリエゾン)での患者さん、薬剤師、研修医からの質問をQ&A形式でアップすることにした。思いつくまま挙げるので一貫したものではなく、ややまとまらないかもしれない。また、意見が分れていたり統一した見解がないものあり、経験による記載もある。 Q1、サインバルタは20㎎未満の剤型がありませんが、10㎎だけ服薬できるのでしょうか?(よくある質問) A1、脱カプセルでき服用した際、効果の実感も可能です。しかし、製薬会社は推奨していません。サインバルタは脱カプセルでは、作用が不安定になるらしく、メーカーが推奨し辛いと思われます。臨床場面では、特に忍容性が低いケースなどで10㎎程度から開始する医師もいるようです。 Q2、サインバルタはタバコの影響はどうなのでしょうか? A2、結論的には「血中濃度が最高50%程度低下する可能性がある」といったところでしょうか?一般に、
元住吉 こころみクリニック 2017年4月より、川崎市の元住吉にてクリニックを開院しました。内科医と精神科医が協力して診療を行っています。 元住吉こころみクリニック ワイパックスは、1978年に発売されたベンゾジアゼピン系抗不安薬です。 抗不安薬は安定剤とも呼ばれたりしますが、不安感や緊張感を和らげてくれるお薬です。リラックスさせるお薬なので、眠気やふらつきなどの副作用には注意をしなければいけません。 ワイパックスは、抗不安薬の中でも効果がしっかりとしているお薬です。そのぶん副作用も多いので、注意が必要です。また、効き目が強いということは、薬の実感が大きいということです。このような薬は依存につながりやすいので、注意が必要です。 ここでは、ワイパックスの効果について詳しくみていきたいと思います。他の抗不安薬とも比較しながら、どのような方にワイパックスが向いているのかを考えていきましょう。 1
お世話になっております。以前統合失調症急性期の体験記事を投稿したヤマカワと申します。 本日は、Twitter等で話題を呼んだ『統合失調症体験VR』こと「ヴァーチャルハルシネーション」について書かせて頂きます。 はじめに 発端になったのは@kado_dododoさんのこちらのツイートのようです。 RT、いいねとも非常に数が伸び、以下のまとめが出来るまでになりました。 【動画あり】統合失調症体験ができるVRがとてもしんどいと話題に 実はここで紹介されている体験動画、ネット上で見ることが可能になっています。 こちらのページですね。 バーチャルハルシネーションについて ~統合失調症の幻覚疑似体験~ そんな感じで、「統合失調症体験VR」なるものが大きく日の目を見ることになりました。 冒頭にも少し触れたように統合失調症の体験がある私。 さてさてどの程度リアルなもんなんでしょうかと、軽い気持ちで動画を再
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