「お客さん」にならないための選択は? 足りない? 発達支援施設 「就学ノート」作ってみては 幼稚園・保育園の年長組に進級して間もなくすると、地元の自治体の教育委員会などから、小学校への就学先についての説明会の知らせが届きます。対象は、障害がある子どもだけでなく、支援が必要な子どもたちです。同じ障害でも子どもごとに違う必要とされる支援。発達支援に取り組む施設の専門家は、戸惑う親たちに「就学ノート」作りを勧めます。学校選びのポイントについて考えてみました。 就学前の親子が集まり情報交換始める 1月、神奈川県川崎市に住む森口奈津子さん(36)はママ友と一緒に、親子がつながれて情報交換できる場「みんなの居場所『あつまろ』」を始めました。場所は地域の療育施設の一室を借りています。 「施設では、他の親子と少しは話しますけど、利用者になってしまっていました。その一方、何かの目的ではなく、親たちがつながれ