最近は新型肺炎の話が多い。いつもちょっとだけ精神科のことに触れている。なぜ多く記事を書いているかというと、近未来の日本人の精神衛生について本当に心配しているからである。 現在、日本では「新型肺炎にかかっているのでは?」と思った時、一定の条件が揃わないとPCR検査が受けられない。咳、高熱が続いていてもPCR検査が受けられず、体調が悪い上に不安も強くなるといったニュースが報道されている。 希望者の全てにPCR検査が3000円くらいで受けられるようになったとしよう。これは国民の不安感を払拭し良いように見えるが、次々と困ることが起こることが予想される。 その理由は、現在の新型コロナのPCR検査は精度があまり高くないからである。これはクルーズ船の下船者の陽性患者をみてもそれがわかる。今の検査精度では、偽陽性や偽陰性がかなりの確率で出ると言われている。 偽陰性とは、実際は陽性なのに陰性と判定されること