心理職大全を出すに当たり、70を超える多くの心理系大学の先生方にインタビューを受けていただきました。私は、常に強い関心を持っているのは、「心理職は食べていけるのか」「どうやれば食べていけるのか」です。それ以外のインタビューの質問項目に、先生方がとても答えにくいであろう、「これからの臨床心理士と公認心理師」に関するものがあります。両資格の決定的な違いは、職域ではなく、前者が民間資格で、後者が国家資格だということです。京都コムニタスには、看護師の方もよく来られますので、国家資格保持者と出会う機会はいくらでもあります。ただ、看護師や医療従事者の資格は、民間資格でほぼ同じ職域の資格があるわけではありません。看護師の資格が創設される前に、民間で有力な看護の資格があったという話は聞いたことがありません。だから医療者になるには、国家資格は取って当たり前の資格で、なければ医療現場で働くことができないと言っ
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