タグ

ブックマーク / gendai.media (206)

  • フェイクニュースに踊らされないための「ただ一つのコツ」 | MILESTONE | 現代ビジネス [講談社]

    フェイクニュースに踊らされないための「ただ一つのコツ」 これからのメディアの役割 JUN HORI 堀 潤 2017.04.03 Mon アメリカトランプ大統領誕生など「post-truth」(ポスト真実)時代の到来に世界が揺れる中、日では一部上場企業のキュレーションメディアの問題が取り沙汰された。共通するのが「フェイクニュース」の存在だ。 ソーシャルメディアが発達し、誰もが発信者になり得るこの時代に、どうやって情報の信頼性を担保するのか。メディア関係者が頭を悩ますこの問題に、ジャーナリストの堀潤氏は、6年も前から取り組んでいる。 同氏が2012年に立ち上げた『8bitnews』は、メディアを生業にしていない人でもニュース動画を投稿できるサイトだ。元NHKキャスターという経歴を持つ彼は、なぜ「市民メディア」という、これまで日では目立った成功事例のない領域で挑戦を続けるのか。 前編では

    フェイクニュースに踊らされないための「ただ一つのコツ」 | MILESTONE | 現代ビジネス [講談社]
  • 私たちがこれまで決して知ることのなかった「中動態の世界」(國分 功一郎) @gendai_biz

    「する」と「される」――能動と受動の世界をあたりまえに生きている私たち。しかし、歴史をみれば、「する/される」では語ることのできない「中動態」というものがあったのです。 中動態って何? それは能動と受動の中間なのか? そして、なぜ消えてしまったのか?……「する/される」の外側――中動態の世界に関するさまざま問いをスリリングにひも解いていく『中動態の世界』(医学書院)が大きな話題となっています。 発売即重版となった書を上梓した哲学者・國分功一郎さんが「謝ること」を例に「中動態の世界」の入り口にご案内。世界の見え方が少しずつ変わることになるでしょう。 「謝る」とはどういうことか 突然ですが、皆さん、人に謝ったことがありますか? 僕はつい最近まで人に謝ったことがありませんでした。もっと正確に言うと、謝るということがどういうことなのか全く分かっていませんでした。 もう一つ、皆さん、誰かと仲直りし

    私たちがこれまで決して知ることのなかった「中動態の世界」(國分 功一郎) @gendai_biz
  • 宇多田ヒカルが「天才」であるこれだけの理由(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    宇多田ヒカルは、どういう意味で「天才」なのか? 『Fantôme』を含む彼女の作品を文芸評論家の目で評した『宇多田ヒカル論 世界の無限と交わる歌』(毎日新聞出版)の著者・杉田俊介氏(批評家)と、音楽業界の構造的変革を論じた話題書『ヒットの崩壊』の著者・柴那典氏(音楽ジャーナリスト)の対談が実現。 「詩人」として捉えたときに見えてくるものを考えた前編につづき、後編では『Fantôme』の収録作を中心に、宇多田ヒカルの次なる歩みを見つめます。 なぜ、宇多田ヒカルの歌詞は宗教性を帯びるのか? 柴 杉田さんは『宇多田ヒカル論』を書くにあたって、自分の実人生との関係性から対象に光を当てる「印象批評」に近い手法を取ったとのことですが、宇多田ヒカルはどこがキーポイントになりましたか? 杉田 使い古された言い方だし、誤解を招くかもしれないけど、宇多田さんは「天才」だとあえて確認するところから今回のははじ

    宇多田ヒカルが「天才」であるこれだけの理由(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 「国民的詩人」宇多田ヒカルは、何を歌っているのか?(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    宇多田ヒカルが歌うものとはいったい何だろうか? 彼女にとって8年ぶりのオリジナルアルバム『Fantôme』のリリースは、チャート1位の歓待を持って受け入れられ、あらためて存在感を放ったのも記憶に新しい。 『Fantôme』を含む彼女の作品を文芸評論家の目で評した『宇多田ヒカル論 世界の無限と交わる歌』(毎日新聞出版)の著者・杉田俊介氏(批評家)と、音楽業界の構造的変革を論じた話題書『ヒットの崩壊』の著者・柴那典氏(音楽ジャーナリスト)の対談が実現。 異なる立場から宇多田ヒカルの新解釈と未来図を探ります。 宇多田ヒカルは、谷川俊太郎や中原中也の系譜にいる 柴 『宇多田ヒカル論』を読ませていただきました。「はじめに」で「このは、宇多田ヒカルの歌についての批評である」と書かれていますね。「『歌=詩』そのものにこだわり、彼女の言葉のあり方に、批評的に迫ってみる」とも。 杉田 僕は文芸批評畑の人間

    「国民的詩人」宇多田ヒカルは、何を歌っているのか?(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 日本では議論されない南スーダン「絶望的な現状」〜これが本当の論点(栗本 英世) @gendai_biz

    南スーダンで起きていた「戦闘」 2017年3月10日、首相官邸で開催された国家安全保障会議の結果、日政府は国連PKOの一員として南スーダンに派遣されている自衛隊を5月末に撤収することを決定した。 昨年から、自衛隊の南スーダン派遣の是非と「駆け付け警護」という新任務に関して、日の国会やメディアでは、さまざまな議論がおこなわれてきた。焦点は、2016年7月に南スーダンの首都ジュバで生じた事態が、「衝突」であったのか、「戦闘」であったのかという問題であった。 たんなる衝突であったという政府の主張にかかわらず、これは軍隊同士のまぎれもない戦闘であった。かつ、政府軍と反政府武装勢力の衝突ではなく、二つある政府軍が戦ったのだった。 まず確認しておきたいのは、7月8日に、ジュバでいったいなにが生じたのか、そしてだれとだれが交戦したのかという事実である。 この日、大統領官邸で、サルヴァ・キール大統領と

    日本では議論されない南スーダン「絶望的な現状」〜これが本当の論点(栗本 英世) @gendai_biz
  • 「大人の発達障害さん」であるお妻様と「脳が壊れた」僕の18年間(鈴木 大介) @gendai_biz

    41歳で脳梗塞で倒れたものの、懸命なリハビリの末に見事現場復帰したルポライターの鈴木大介さん。鈴木さんが高次脳障害を受容するまでの行程を描いた記事は大反響を呼びました(こちらからお読みいただけます)。 そんな鈴木さんが、待望の新連載をスタート! 主役は、鈴木さんの闘病生活を支えた「お様」。鈴木さんと「家事力ゼロな大人の発達障害さん」だった「お様」が悪戦苦闘しつつ、「超動けるお様」になるまでの笑いあり、涙ありの日々を毎週お届けします。 15時16分、お様起床 フリーランスの執筆業なので、自宅2階の寝室隣が、職場という名の仕事部屋。特に打ち合わせや取材などで外出予定がなければ、朝7時の起床後に1階茶の間に降りて軽く掃除だけやって、すぐに仕事部屋にこもる。 誰に管理されているわけでもないが、1日の理想のスケジュールは、軽をとりつつも15時ぐらいまで集中して、1日のタスクの大半をこなして

    「大人の発達障害さん」であるお妻様と「脳が壊れた」僕の18年間(鈴木 大介) @gendai_biz
  • 韓国「親北派」大統領誕生は、日本にとって最大級の危機である(長谷川 幸洋) @gendai_biz

    筋金入りの親北派 韓国の朴槿恵大統領が憲法裁判所に罷免され、失職した。韓国は5月9日に大統領選を行い、新しい大統領を選ぶ。有力視されているのは親・北朝鮮派の野党候補だ。日にとって「韓国の左傾化」は国の安全保障に直結する一大事である。 憲法裁は、朴大統領が友人である崔順実被告の利権を守るために職権を乱用したうえ、同被告の国政介入を許すなど憲法を法律に違反した、と断罪した。だが、一連の罷免手続きはかなり乱暴だったようだ。 東京基督教大学の西岡力教授によれば、そもそも国会の弾劾訴追手続き自体が事実認定と法理検討の両面で不十分なものだった、という(産経新聞・正論、http://www.sankei.com/column/news/170314/clm1703140006-n1.html)。にもかかわらず、憲法裁は訴追手続き問題は検討せず、大統領の職権乱用を憲法違反とした。 韓国では世論が政治に大

    韓国「親北派」大統領誕生は、日本にとって最大級の危機である(長谷川 幸洋) @gendai_biz
  • 野球選手の引退後の「日米格差」について考察する(長谷川 滋利) @gendai_biz

    副業で稼いだメジャーリーガー 日米共に開幕を控え、いよいよ野球が盛り上がってきますね。こちらでは田中将大投手(ニューヨーク・ヤンキース)、ダルビッシュ有投手(テキサス・レンジャース)、前田健太投手(ロサンゼルス・ドジャース)、岩隈久志投手(シアトル・マリナーズ)などの各チームの誇るエース級のピッチャーの動向や、調子、今季の活躍の予想などが誌面を賑わせています。 イチロー選手(マイアミ・マーリンズ)に関する報道も増えています。もはや日米共通のレジェンドとして、記録をどこまで伸ばすのか、あの年齢で高い守備力と走力を兼ね揃える理由、などなどあらゆる切り口で解剖されています。 チームメイトだったマリナーズ時代に「イチロー、いつまで現役やるん?」と聞いたことがありますが「1塁まで自分の足で走れんようになったらやめますよ」と笑って言っていました。もちろん、半分は冗談でしょうが、半分は気でしょうね。「

    野球選手の引退後の「日米格差」について考察する(長谷川 滋利) @gendai_biz
  • 「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来〜首都圏でさえこの惨状…(藻谷 浩介,野澤 千絵)

    いまの日を滅ぼしかねない大問題は、「空き家」の激増だ。それは、人口が減少するのに住宅はつくられ続けるという不可解な現実に由来する。なぜこんなことになっているのか? ベストセラー『里山資主義』の著者・藻谷浩介さんと、『老いる家 崩れる街』の著者・野澤千絵さんのおふたりが明かす日の惨状――。 誰も言い出さなかった 藻谷 いま日中に空き家が激増しています。その数は今後も伸び続け、15年後には3戸に1戸が空き家になる計算です。戸建てもマンションもすべてひっくるめて空き家になるという、世界でも類を見ない「空き家大国」になるのです。 この問題を真正面から取り上げ、その原因を解き明かした野澤さんの『老いる家 崩れる街』が大反響を呼んでいますが、この中で空き家が大量に生み出される最大の要因として指摘されているのが、都市計画の欠陥です。 長年、この問題を関係者の誰ひとり言い出さなくて、誰が最初にスイ

    「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来〜首都圏でさえこの惨状…(藻谷 浩介,野澤 千絵)
  • 「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した(中川 淳一郎) @gendai_biz

    「高江ヘリパッド工事反対運動」「大阪府警機動隊員による『土人』発言」「『ニュース女子』沖縄ヘイト番組騒動」「オスプレイ配備反対」「辺野古工事反対運動」などなど、昨今、沖縄を舞台・題材にし、リベラル派と右派の衝突が続いている。 なかでも『ニュース女子』(TOKYO MX)が1月2日に報じた沖縄基地問題に関する報道が波紋を広げている。 市民団体「のりこえねっと」が「日当」を支払って反対派を沖縄に送り込んでいる、といった報道を行った。番組中では、高江では工事反対派があまりにも危険なため取材陣がこれ以上は入れない、といったリポートもしている。また、反対派を「テロリスト」扱いし、その「黒幕」として、のりこえねっとの共同代表・辛淑玉氏について言及した。 これを受け、辛氏らはBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをし、1月27日には「TOKYO MX-TV「ニュース女子」に

    「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した(中川 淳一郎) @gendai_biz
  • 豊洲移転問題は、たった一つの「新基準」をつくれば万事解決する(髙橋 洋一) @gendai_biz

    なぜマスコミはこのことを報じないのか 元東京都知事の石原慎太郎氏が3日、記者会見を開き、築地市場の豊洲移転について自身の見解を述べた。筆者は都民なので、興味を持ってこの会見を見ていた。 翌日の新聞各紙の論評は以下の通りであった。 朝日新聞 「任せていた」「記憶にない」 石原氏、会見で連発 (http://www.asahi.com/articles/ASK335GM3K33UTIL03F.html) 毎日新聞 社説 石原氏記者会見 結局は責任逃れなのか (http://mainichi.jp/articles/20170304/ddm/005/070/031000c) 読売新聞 社説 豊洲市場問題 石原氏は責任を回避するな (http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20170303-OYT1T50102.html) 日経新聞 豊洲移転問題「都庁全体の責任」 石

    豊洲移転問題は、たった一つの「新基準」をつくれば万事解決する(髙橋 洋一) @gendai_biz
  • テレビはいつまで「勉強のできる優等生」をバカにし続けるのか(前川 ヤスタカ) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    勉強させられてかわいそう? 毎年2月は受験のシーズン。中学受験、高校受験、大学受験と多くの少年少女が、勉学に励み、その成果を試しています。 今年もまた多くの受験生が真剣勝負に挑んでいますが、近時、世間的に大きな話題となったのは女優・芦田愛菜の名門中学合格の件でしょう。 やれ偏差値70だ、やれ芸能活動禁止でどうする? と、かまびすしく騒がれていましたが、マスメディアの反応は、女優業と学業を高いレベルで両立した彼女への賞賛の声が比較的多かったように思います。 しかし、その受験のために「一日最高12時間勉強した」ということに対しては、やや「可哀想」ともとれるような声がいくつかあったのが気になりました。 すでに女優で確固たる実績を残しているということもあって(フリップをめくるたびに「くあー」「うあー」と叫んでいた宮根誠司をのぞいて)テレビなどではその勉強習慣をdisるトーンは控えめでしたが、一部ネ

    テレビはいつまで「勉強のできる優等生」をバカにし続けるのか(前川 ヤスタカ) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  • 「東芝はアップルに売りたい」経産省幹部が漏らしたホンネ(歳川 隆雄) @gendai_biz

    メモリー事業をどこに売るのか かつて石坂泰三、土光敏夫といった経団連会長を歴任した大経営者を輩出した名門、東芝(綱川智社長)は今、一昨年の不正会計事件に端を発した事実上の解体に向かって突き進んでいる。 同社は2月24日の取締役会で、4月1日付で半導体メモリー事業を分社して、すでに設立済みの「東芝メモリ」に継承することを決めた。 東芝が開発したNAND型フラッシュメモリーはモバイル端末に欠かせない部品として、韓国のサムスン電子と世界シェアを二分する超優良事業である。仮に企業価値が2兆円に達するとされる東芝メモリを売却すれば、世界各国からのオファーは引く手数多である。 東芝は傘下の米原子力会社、ウエスチングハウス(WH)による約7000億円に及ぶ巨額損失を抱えており、メモリー事業をいかに高額で売却ができるかどうかが生き残りのカギを握っている。 同事業分社の承認を得る臨時株主総会は3月30日に開

    「東芝はアップルに売りたい」経産省幹部が漏らしたホンネ(歳川 隆雄) @gendai_biz
  • お金がたくさんあっても、それだけでは社会は良くならない。金融システムの欠陥 | MILESTONE | 現代ビジネス [講談社]

    お金がたくさんあっても、それだけでは社会は良くならない。金融システムの欠陥 HARUKA MERA 米良 はるか 2017.03.01 Wed 日初のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を立ち上げた米良はるか氏。その経歴からはチャレンジ精神の豊富な人物像を想像するが、もともとは「自分が何をしたいのかわからない」と悩む、ごく普通の学生だった。 そんな米良氏がReadyforを日最大の規模まで成長させたPDCAサイクルは、彼女のキャラクターを反映したもの。そしてその背景には、ユニークな「挑戦」と「失敗」への認識があった。 インタビュー後編では、米良氏の視点から、日の金融システムと、そもそも「お金」とは何なのかという根源的な問題に切り込む。 (取材&構成・朽木誠一郎/ノオト、写真・林直幸) 既存の金融システムと共存できるのか ――日にクラウドファンディングという新しい資金調

    お金がたくさんあっても、それだけでは社会は良くならない。金融システムの欠陥 | MILESTONE | 現代ビジネス [講談社]
  • 「軍歌を歌う幼稚園」森友学園の愛国教育は、戦前だったら不敬罪!?(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    注目の幼稚園の「あまりに戦後的な実態」 国旗、国歌、軍歌、「教育勅語」、「天壌無窮の神勅」、御真影、修身、靖国神社、八紘一宇――。 「戦前っぽいもの」をカット・アンド・ペーストして、なんとなく愛国的な世界観を作り上げる。戦後、そんな「二次創作」がなんども繰り返されてきた。 国有地の売却問題などに絡み、大阪市の学校法人・森友学園が注目を集めているが、その教育もまたそうした「二次創作」の典型例である。 同法人が運営する幼稚園では、「君が代」や軍歌を歌い、「教育勅語」を暗唱し、御真影を掲げているという。これには、戦前回帰との指摘も少なくない。 だが、その詳細をみると、どこが戦前なのだろうといぶかしく思われる。 天皇皇后の写真は覆いもなく無造作に置かれ、「教育勅語」は園児たちによって不揃いに唱えられ、「君が代」は毎朝のように歌われる。戦前では、天皇に関するものごとは厳格に管理されており、こんなカジ

    「軍歌を歌う幼稚園」森友学園の愛国教育は、戦前だったら不敬罪!?(辻田 真佐憲) @gendai_biz
  • 多くの日本人が知らない「人口減少」と「東京一極集中」本当の意味(山下 祐介) @gendai_biz

    地方創生を首都圏から考える 人口減少は東京一極集中によって起きている。これが政府の示す地方創生が取り組む問題の基図式である。 ところが、2015年6月に発表された「まち・ひと・しごと創生基方針2015」の副題、「ローカルアベノミクスの実現に向けて」が示すように、その対策の中心は地方の仕事づくりであり、地方は「稼ぐ力」をつけて東京に対抗する経済を作りなさいという方向へと流れてしまった。 だが、人口減少の原因が東京一極集中にあるのなら――そして事実、子育て世代が最も多い東京で極端に出生率が低いのだから――、東京でこそ、少子化対策を行わねばならず、またもっとも仕事の多い東京でもっとも出生力が低いのだから、地方や農村においても仕事づくりではなく、もっと別の対策が行われる必要があるはずだ。 私たちは今一度、こう問わねばならない。 人口減少は一体何によって引き起こされているのか。東京一極集中の何が

    多くの日本人が知らない「人口減少」と「東京一極集中」本当の意味(山下 祐介) @gendai_biz
  • Jリーグ放映権を“黒船”に奪われた「スカパー!」の悲劇(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    長年苦楽をともにしてきたスカパー!を袖にして、Jリーグが新たな中継パートナーに選んだのは巨額の契約金を提示したイギリスの企業。その額、なんと2100億円。いったい、どんな会社なのか。 視聴者に「深くお詫び」 衛星放送の大手・スカパー!の公式サイトに、高田真治代表取締役による前代未聞の「お詫び文」が掲載されたのは、昨年12月15日だった。 「スカパー!での放送を楽しみにしてくださっていた皆様に、このようなご報告をせざるを得ないこと、また今日までご連絡が遅くなりましたことを、深くお詫び申し上げます。誠に申しわけございません」 こう綴られた文中で、同社はJリーグの試合中継から「完全撤退」することを発表したのだ。 スカパーは'07年に、Jリーグの全試合放送を開始。「サッカー中継といえばスカパー」というイメージを着々と築いてきた。その撤退に、多くのサッカーファンから驚きと悲鳴が上がった。 事の発端は

    Jリーグ放映権を“黒船”に奪われた「スカパー!」の悲劇(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  • 戦争は必ず弱者を殺す!第二次世界大戦が変えた日本の社会構造(橋本 健二) @gendai_biz

    「リンゴの唄」を聞いた人々 1945年の敗戦後、最初の大ヒット曲となったのは「リンゴの唄」(サトウハチロー作詞、万城目正作曲)である。 松竹が戦後初めて制作した映画「そよかぜ」(佐々木康監督)の主役に抜擢された並木路子が、その挿入歌として歌った。戦争で父と母、兄、そして初恋の相手までも失った彼女は、この歌によって図らずも大スターとなる。 戦中・戦後を生きた人々の手記や回想には、この歌を聴いた思い出が頻繁に登場する。敗戦の傷跡も生々しい街角で、買い物客でごった返すヤミ市で、混乱の残る職場で、外地からの引揚げ船の上で、人々はこの歌を耳にした。この歌を聴いたとき、多くの人々は流浪のさなかにいた。 復員兵たちの一部は、以前の職場に戻って仕事を再開しようとしていたが、他の者は職を失い、生きるすべを探していた。引揚者たちは、帝国の侵略先での職と財産を失い、困難な戦後を生き始めていた。国内にいた人々も多

    戦争は必ず弱者を殺す!第二次世界大戦が変えた日本の社会構造(橋本 健二) @gendai_biz
  • ただのデマが「ニュース」になり、世界を狂わせてしまう時代の恐怖(森田 浩之) @gendai_biz

    虚偽ではなく「代替的な事実」!? ドナルド・トランプの世界には、「真実」がいくつあるのだろう? ついにホワイトハウス入りしたトランプは、さっそくメディアと戦闘態勢に入った。 両者が最初にぶつかったのは、大統領就任式の参加者数。報道では推定25万人だったが、トランプはこれに強く反発し、「150万人いた」と語った(8年前のバラク・オバマ前大統領の就任式の参加者は約180万人だったといわれる)。 さらにショーン・スパイサー大統領報道官は初の公式会見でこの話題に触れ、「就任式の観衆としては文句なく過去最大だった」と強い調子で語った。 トランプ陣営のケリーアン・コンウェイ上級顧問は、NBCテレビの『ミート・ザ・プレス』に出演。司会者から、なぜスパイサー報道官は最初の記者会見で、「ほぼ確実に虚偽である内容を口にしたのか」と聞かれると、コンウェイは「報道官が提示したのは代替的な事実(alternativ

    ただのデマが「ニュース」になり、世界を狂わせてしまう時代の恐怖(森田 浩之) @gendai_biz
  • それでも東芝が原子力部門を切れない「特別な事情」(町田 徹) @moneygendai

    銀行も「お手上げ」状態 まるで年中行事のように、年度末決算が近付くと経営危機が露呈するパターンが定着した感のある、あの東芝が、今年も(定石ならばあり得ない)自らの首を絞めかねない誤ったリストラクチャリングを強行する構えだ。 報道によると、その柱は、毎年、巨額の損失を出して東芝を破たんの危機に追い込んできた原子力部門を存続するため、最後の”虎の子”の半導体メモリー部門を分社化、外部からの資の受け皿にするというものだ。 経営の足を引っ張る不採算部門を整理し、健全な採算部門を残す通常のリストラクチャリングとは正反対で、”自殺行為”に他ならない。 東芝のあまりの迷走ぶりに、表面的には追加融資を真摯に検討するフリをしている主力銀行各行も、筆者には、「政府系金融機関(日政策投資銀行)の東芝への資注入策が不調に終わることを望んでいる」と明かす。 そうなれば、主力行が破たんの引き金を引いたとの批判を

    それでも東芝が原子力部門を切れない「特別な事情」(町田 徹) @moneygendai