自動車メーカー各社は、新型コロナウイルスの感染拡大によって不足が深刻な医療用マスクやフェースシールド、人工呼吸器の生産に乗り出している。そのうちの1社であるテスラは、人工呼吸器1000台を既に出荷したが、受け取った病院によると、これらは本格的な人工呼吸器とは異なるという。 イーロン・マスクは、3月31日に「FDA(食品医薬品局)認可の人工呼吸器を出荷する」とツイートしていた。しかし、The Weekによるとテスラが出荷したのは、医療現場で人工呼吸器と呼ばれるものではなかった。テスラが病院に届けたのは、レスメド社製のBiPAPやB-PAPと呼ばれる機器で、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられるC-PAP装置だったという。 この装置は患者の顔全体や鼻・口にマスクを装着して利用するが、重症化した新型コロナウイルス感染症の治療には適さないという。コロナウイルスの重症患者に必要なのは、気管にチューブを
![「テスラの人工呼吸器」は重症患者に使えない、医療関係者が指摘(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c1a9cfaf41af8e16e4f46fb064a88e6410b38120/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20200410-00033633-forbes-000-view.jpg)