独北部イツェホーの裁判所に出廷した、シュトゥットホーフ強制収容所のナチス・ドイツ親衛隊司令官元秘書イルムガルド・フルヒナー被告(2021年10月19日撮影)。(c)Christian Charisius / POOL / AFP 【10月20日 AFP】第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)の強制収容所で秘書を務め、ドイツでの裁判を控えた9月末に逃走を図ったイルムガルド・フルヒナー(Irmgard Furchner)被告(96)が19日、初公判に臨んだが、ほぼ黙秘を貫いた。 ナチス時代の犯罪で女性が起訴されるのはまれ。被告はナチス占領下のポーランドにあったシュトゥットホーフ(Stutthof)強制収容所の秘書として、1万1000人以上の殺害および殺害未遂をほう助した罪に問われている。 被告は人定質問で本人であることは認めたが、それ以外は黙秘を貫いた。 検察