新型コロナウイルス感染症と、依存症自助グループを取り巻く状況依存症とは、さまざまなストレス・心の痛み・むなしさやさびしさなどを、特定の行動や物質を通して自己治療を試み、それが習慣・依存へと至るなかでコントロールが難しくなった状態を言います。依存症の当事者の方々は、治療や援助、そして仲間との支え合いによって、回復と社会復帰に向けた歩みを進めてきました。 依存症の回復において大きな役割を担うものの一つに、「自助グループ」という集まりがあります。依存症が「孤立の病」と言われることからも分かるように、依存症の当時者にとって孤立しないこと、仲間たちとつながることは非常に重要です。 これまで、特定の物質や行動に依存(アディクション)する方法しか選択できなかった依存症の当事者が、仲間とのつながり(コネクション)を取り戻す場として、「自助グループ」の存在はとても大きなものです。 しかし、新型コロナウイルス