大阪市立桜宮高校バスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が男性顧問(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、橋下徹市長は15日夜、市役所で緊急会見し、市教委に対し、今年度実施予定の同校体育系2科(体育科とスポーツ健康科学科、定員計120人)の入試を中止するよう申し入れたことを明らかにした。市教委は21日までに実施の可否を判断するとしているが、実際に中止されれば、受験現場の混乱は避けられない。 橋下市長と市教育委員は同日夕、3時間余りにわたり非公開で意見交換を実施し、夜に橋下市長と市教委の長谷川恵一委員長と永井哲郎教育長が会見。 橋下市長は「体育科の受け入れ態勢が整うまで入試は中止すべきだ」と述べ、市教委に申し入れたと話した。実施されれば受験現場は大混乱に陥るが、「120人の定員を、普通科の増員分として振り分ければいい」と提案した。これに対し、永井教育長は、入試が迫って