鳩山由紀夫首相は14日、2011年度から月額2万6千円を満額支給する予定の子ども手当について、「子ども手当のために将来に借金を残したくない。財源は極力、無駄を削減する中で余裕ができた分だけでやろう、という仕組みを基本的には作ろうと思っている」と述べた。 発言は、財源次第では満額支給にこだわらない姿勢を示したとも受けとれ、議論を呼びそうだ。 首相官邸に中学3年生までの子どもをもつ父母10人を招いて開いたお茶会「リアル鳩カフェ」の席上で述べた。母親の一人から子ども手当について「お金を頂けるのはすごくありがたいが、子どもに借金を残すんじゃないかと将来が不安になる」という意見が出ていた。 子ども手当は民主党マニフェストでは、10年度に半額支給し、11年度に満額支給することになっている。5.5兆円が必要で、一部は配偶者控除の廃止分などをあてる予定だが、歳出削減を進めないと満額支給は厳しいとされ