【江東区】夢の島「ハエ撲滅作戦」を経て、ファミリー層に人気のエリアになるまで 50年後のずばり東京――そこはかつて、高度経済成長の負の象徴だった JR京葉線と東京メトロ有楽町線、りんかい線が乗り入れている新木場の駅を降り、京葉線の高架下をくぐる。そして、湾岸道路と明治通りがぶつかる交差点で信号待ちをする。両通りとも幹線道路だけに、積み荷を満載した巨大な10トントラックが何台も、轟音を響かせて疾走している。 信号が青に変わり、明治通りを新砂方向に歩き始めると、頭上を今度は首都高速湾岸線が遮る。その高架下にあるだだっ広い駐車場を右に見て歩道を進むが、高架下だけに薄暗く、歩道にゴミが目立つ。だが、この高架下を過ぎるともう頭上を遮るものはない。まぶしい初夏の陽光が、明治通りの両側に広がる陰影に富んだ緑の森を映している。 ここの住居表示はもう「夢の島」だ。 東京五輪ではアーチェリー会場に 明治通りの
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