思わず見入ってしまった。写真というものは実におそろしい。瞬間を永遠に固着する。 モスクワの地下鉄で起きた連続自爆テロ事件の実行犯は、ロシア当局の発表、および非常に限られたロシアの信頼できるメディアによれば、一人は、夫をロシア特殊治安部隊によって殺害されたダゲスタン出身の17歳の寡婦、ザネット・アブドラクマノバで、もうひとりは、同じくダゲスタンのコンピュータ・サイエンスの28歳の女性教師、マリヤム・マゴメードバだという。 まだ情報が混乱しているので注意が必要だ。夫や家族を若くして失い復讐を誓った彼女たちは「BlackWidow(黒衣の寡婦)」と呼ばれている。このうち17歳のアブドラクマノバが、生前に夫とともに写っている写真が、4月2日付のNYタイムズ1面に大きく掲載されていた。 その顔をみると、まだ幼ない表情の残る少女の顔立ちである。髪はイスラム教の衣装に包まれているが、夫とともに手に
積極的な情報化投資が経済発展を促す例として,1980年代から1990年代にかけての日米の情報化投資の違いと,それによる両国の経済動向がよく引き合いに出されます。積極的な情報化投資は経済刺激策になり,それによる経済発展は期待できるでしょう。しかしそれが,自社の情報化投資を認めることには結びつきません。 情報化投資は経済発展の原動力だ 「ニューエコノミー」と「失われた10年」 1980年代までは,日本の製造業の拡大による経済発展は世界の教科書でした。ジャパン・アズ・ナンバーワンであり,21世紀は日本の時代だとまでいわれました。それに対して米国経済は低迷しており,日本からの輸出を制限して米国の商品を買えというような日米貿易摩擦が慢性化していました。日本の経営者やサラリーマンにとってよき時代でしたね。 ところが1990年代に入ると状況が一変しました。それまで低迷していた米国経済は急激に回復・成長し
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『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は,近代西欧社会にとって非常に重要な歴史現象であるといっても,あくまでひとつの「歴史的個体」についての研究であった。ウェーバーは1911年ころから,『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の研究を拡張し,世界宗教(儒教,ヒンズー教,仏教,キリスト教,イスラム教/および,世界宗教とはいえないが,キリスト教,イスラム教誕生の母胎になったユダヤ教)のそれぞれの特質と経済活動との関連を系統的に論じる「世界宗教の経済倫理」の研究に着手した。また,社会学のすべての研究領域を網羅した観がある『経済と社会』の執筆も始めていた(前回の授業のプリントの冒頭に記した『宗教社会学論集』と『経済と社会』の目次を参照のこと)。 このような研究の広がりにともなってウェーバーの研究方法も変化する。特定の歴史的個体についての理念型をつくるだけでなく,さまざま歴史的個体を比
マックス・ウェーバー(Max Weber, 1864~1920)は19世紀末から20世紀初頭に活躍したドイツの社会学者である。宗教生活と経済活動のかかわりを論じた『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(Die Protestantische Ethik und der "Geist" des Kapitalismus,初出:1904-05)や『宗教社会学論集』で名高い。かれは社会学方法論,政治社会学,都市社会学,法社会学などの研究でも大きな業績をあげ,その後の社会学の研究に大きな影響をあたえた。かれが生前に完成させることができなかった『経済と社会』はこれらの研究を網羅した大著である。『宗教社会学論集』と『経済と社会』の目次を記しておこう。日本では,これらの著作のそれぞれの章の翻訳が分厚い(ときには上下2巻に分けられた)単行本として発行されている。
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