"おい、おまえら天国行くぞ! 真っ白なキャンバス並べて オタクたちを集めたら大きな船をだすぞ!" しぐれういさんの2ndアルバムにて、Aiobahn作曲の曲に作詞で参加しております。タイトルは『ういこうせん』です。 しぐれさんからのイメージとして「ゆるく生きてもいい」というメッセージを頂き、とはいえオタクたちは日々働くわけだからそのテーマをどう彼らに伝えるべきか、から考えていきます。 本人の配信を拝見しながら考えているうちに、配信内に何度も登場する「ビーム」を平仮名にしてみた。 「ういこうせん」。なかなかシュールな字面に笑いつつ、言葉の響きとしては『蟹工船』を思わせる重厚さも併せ持つ。瞬間、これだなと確信して進めていく。 蟹工船は、労働者たちを乗せた過酷な漁船の凄惨な環境を描いたプロレタリア文学。「ゆるく生きてもいい」現代のスタイルとは真逆である。が、別に今のサラリーマンたちだって社会の船