次なる投資家へのコミットは成長だ。直近5年間も年率40%程度の売上成長率を続けてきたが、売上高が150億円を超えるまでに成長した今後も、継続的に30~40%の売上成長をコミットする。 業績の最重要KPIはSaaSのARRだ。21年11月末時点のARRは112億2700万円。翌22年11月期末には、40~50%増加させ157億1800万~168億4100万円を見込む。翌23年11月期はこの成長率を継続し、「早い段階でARR200億円を目指す」(辻氏)とした。 高い成長率のために投資を行い、EBITDAは再び赤字となる。22年11月期は第1四半期だけで17億~19億円の広告宣伝費を投下。顧客獲得を加速させる。 「ARR1億ドル(113億円)の会社はまだ先行投資フェーズだ」。海外の投資家からは、グローバルなSaaSのスタンダードとしてこう見られていると辻氏は話す。いったん黒字化したEBITDAを