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ブックマーク / www.1101.com (62)

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム<ある没になったコピーの思い出>

    <ある没になったコピーの思い出> 『人材、嫁ぐ。』 これは、昔、ぼくが書いて没になったコピーだ。 当時の西武百貨店を中心にした 西武流通グループの企業広告のために書いたものだ。 そのころの一般的な企業では、 女性の働く機会というのは、 かなり限られた条件のなかにあった。 仕事を持った女性でも結婚すると 「寿退社」などと呼ばれて、 退職するのが常識のようになっていた。 企業のそういう現状があるなかで、 西武流通グループは、 結婚をして出産した女性が、 子どもに手がかからなくなってから 「再就職」のかたちで職場に復帰しやすいような 新しい人事システムを、つくりはじめていた。 このことを新聞媒体を使った 企業広告シリーズの 次のテーマにしようということで、 ぼくらの仕事はあった。 西武百貨店宣伝部の人たちと、 ぼくら制作者チームとで、何度かの打ち合わせを持ち、 ある程度表現の方向が決まってから、

  • ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

    Lesson656 できるところにおさまらないで まわりに、いやな人ばかりが、 どんどん増えていくように 感じた経験はないだろうか。 私は、何回かある。 その渦中にいるときは、 人とのつながりを渇望しているのに、 まわりの人間がつまらなく見え、 あるいは、まわりの人間への興味が薄れていき、 どんどん孤立していって わけもわからず、 どうすることもできない。 でも、あとから振り返って そういうときは、決まって「挑んでない」のだ。 思うに、人は、 新しい領域に「つかみにいく」ということをしないと、 他者への愛がわかないのではないか。 「自己表現」×「先へ進む」ことは、 人間の能的希求だと、私は思う。 人は、自分の中にある考えや想いを、 どんな形でも、ささやかでも、外に表したいし、 同じところに留まり続けることができず、 未知の領域へ、先へ、先へ、と進み続けたい。 母のように、ずっと故郷で専業

    dochan
    dochan 2013/10/18
  • ほぼ日 - おいしい店とのつきあい方。【予約の準備】サカキシンイチロウの秘密のノート。

    楽しい事のはじまりは、 予約の電話をしようと 電話の受話器を持ち上げた瞬間から始まっています。 ボクはそう信じています。 でも、全てのお店にとって予約は必要か? ‥‥そうじゃありませんよね。 ファミレスやファストフードに行くのに ワザワザ予約の電話をする人はいないでしょう。 でも、これから行こうとするお店が いつ行っても余裕で席が残っている程度の、 目茶苦茶混んでる店ではないとしたら? そんな店でも予約の電話を入れる必要が あるんでしょうか? どうでしょう? まず、何回通おうが マニュアル通りのサービスしか受けられない ファミレスみたいなチェーン店の場合は 予約の必要、全くなしです。 だからここでは忘れておいて結構。 電話代に値しない行為です。もったいないだけ。 そのお店がどんなに混んでいようが、 予約の必要はないし、 何しろ予約の電話を受けた人がびっくりしちゃいます。 なんでうちみたい

    ほぼ日 - おいしい店とのつきあい方。【予約の準備】サカキシンイチロウの秘密のノート。
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - 書きかけてやめていた、 福島のことを、もう一度。

    震災からようやく1年が過ぎようとしていた 今年の3月5日、案内されて、 福島県の海沿いにあるいくつかの町を訪れた。 もう、4ヵ月以上が経ってしまった。 取材を終えた日、 見たこと、聞いたこと、感じたことを 大急ぎで原稿にまとめて、 一週間後にせまる「3月11日」に掲載しようと思った。 そうでもしないと書けない、と直感したからだ。 けれども、できなかった。 落ち着いてからゆっくりまとめよう、と、 ずっと思っていたけれど、 それもうまく運ばなかった。 何度も書きかけてやめた、 あの日の福島でのこと。 なんのきっかけがあるわけでもないけれど、 やっぱり書くことにする。 冒頭にそうでも書かないと、書きはじめられない。 2012年3月5日。 震災からようやく1年が過ぎようとしていたころ。 福島はまだまだ寒く、 雪ともみぞれともつかない冷たいものが 朝からずっと降っていた。 糸井重里がツイッターを通じ

  • ほぼ日刊イトイ新聞-脳の気持ちになって考えてみてください。 〜「やる気」と「脳」の話を、池谷裕二さんと。〜

    たとえば、朝、 眠いのに起きなきゃいけないとかね、 そういう葛藤もなくなるんです。 横になってたらいつまで経っても眠いんです。 体のスイッチが入ったら、脳は追随する。 つまり起きる。 そうすると目が覚めるじゃないですか。 そういうことで、面倒なことが だいぶ楽になるんですよね。 やる気にならなくても、 やりはじめればそのうち気分乗ってやるでしょ、 みたいな感じを持ってると、 たぶんすごく楽になるんです。

  • ほぼ日刊イトイ新聞 - 糸井と永田の思い立ったら、雑談。満を持して禁煙を語る編

    いえ、読み手のハードルを下げておかないと ほんとうのよさが伝わるまえに あきれられるかもしれないので。

    dochan
    dochan 2012/01/15
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - ゼロから立ち上がる会社に学ぶ 東北の仕事論。 陸前高田 高田自動車学校 篇

    フランスの海沿いで飼われている羊なんですが、 その地方は、海の塩分を吸う関係で 草が塩味を含んでるんです。 で、その塩味の草をべることによって 羊の肉質が、とても柔らかくなるんです。

    dochan
    dochan 2011/12/04
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - クロネコヤマトの DNA

    「もちろん宅急便の運賃表は変えません。 しかしそのお金はまぎれもなく、 全国のみなさんの力で生まれるお金です。」 というくだりは、最初の原稿になかったんです。 値上げをするんじゃないんです、 ということを主張したかったんです。

    dochan
    dochan 2011/08/31
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    dochan
    dochan 2011/08/29
    自分のやっていることが人々の役に立っているという実感がないかぎり、人間の動機を維持し続けることは困難です。
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    <多忙を怠惰の隠れみのにしない方法> 今日は、すっごいスピードで書いてみよう。 ずいぶん前に、ここで書いた <「多忙は怠惰の隠れみのである」ということについて> には、ずいぶんたくさんの反響があった。 30年以上も前に高校の国語の先生が言った一言が、 こうやって、いまでもおおぜいの人々に 何かを考えさせているということが、 なんだか感無量ではある。 ぼく自身も、この問題についてはずっと忘れずに 考えちゃいるんだけれど、なかなか、 これに続いて考えることって思いつかなかった。 忙しい時というのは、いわばルーティンワークに なりやすいというところまでは、わかる。 そこは気をつけてきたつもりだ。 忙しいときには、なんだかわけわからん充実感が わきあがってきたりして、 「もう、これで満足。文句はあるか?!」な 気持になったりもするが。 これだって、よくよく気をつけてきたつもりだ。 しかし、「怠惰じ

    dochan
    dochan 2011/08/29
    忙しさが自分をダメにしていくんじゃないかと必要以上に考えすぎるのってくだらないなぁと、思えそうになっているんです。
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    dochan
    dochan 2011/08/29
    スロービジネス
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    <イトイ式マーケティング> 企業秘密について書きますけれど、 たぶん、あんまりマネされるとも思えないので、 どうぞ、お読みください。 書いてある以上のことでもないし、 それ以下でもない、ぼくの商売のコツであります。 じゃ。 「マーケティング」という言葉も、 あんまり雑に使うわけにいかないところがあって。 「マーケティングなんか、まったく役に立たないですよ」と、 言いきるわけにもいかないし、 マーケティングを信じきっている人と話すと、 「気かよ」と突っ込みたくなったりする。 大きい意味で、市場を知るということは大事なのだけれど、 その読み方は、いくらでも無限にあるわけだし、 他人と同じ読み方で、同じ結論を出したら仕事にならない。 ぼくは、できるだけ「ほぼ日」のなかでは、 知っている情報は、惜しまずに出そうと思っているので、 「イトイ式マーケティング」というような、 ちょっぴり秘密なことも、

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    <明るいだけで、基礎点40点> 前に、ぼくは「向日性」ということについて書いた。 この言葉は、日常の中にはなかなか出てこない いかにも漢字の言葉なのだけれど、 ときどき、ぼくの頭のなかの黒板に大書される。 いろんな場面で、いろんな人の意見を聞いていて、 なんだか、ちがうような気がすると感じたときは、 たいてい、この「向日性」ということに行き着く。 言っておくけれど、「向日性」が正しい というようなことがいいたいわけじゃない。 ぼくは、どうしても 「向日性」をベースに考えようとしてしまうのだが、 そうでない方向でものを考える人がいてもいいと思う。 ずいぶん、調子のいい言い方に聞えるかもしれないが、 両方、役目を持っているということくらい知っている。 人間にも社会にも、自分の属するグループにも、 探していけば、問題はいつも山ほどある。 このまま進んだら大変なことになる、というような 大問題もそ

    dochan
    dochan 2011/08/29
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    <深いって、いいことか?> 今回は、いままでに何回か書こうと思っていたのに、 説明にならないような気がして、書かなかったことを、 説明になってなくたっていいや、と書くことにします。 明快な結論が欲しいという人は、 読まないほうがいいかもしれないです。 以上、ご注意まで。 若い人が、経験ゆたかな先輩のすることについて、 「深いなぁ」と、感心していたりする。 これは、当然、ほめているつもりなのだ。 また、言われた側も、ほめられたと感じる。 「深い」の反対は「浅い」である。 「おまえのすることは、浅いんだよ!」 と言われたら、 それは怒られているということだ。 「浅い!」とほめられることは、ほぼない。 ただ、深いと言われることもちょっとあり、 浅いと軽蔑されることもかなりある立場の ぼくとしては、 「浅い」くていいこともいっぱいあるし、 「深い」からといってよくないことだって、 いくらでもあると

  • いいこ。かわいいこ。 - ダーリンコラム

    糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 いいこ。かわいいこ。 2009-01-12 ま、座れや。 もち、う? いまどきの正月ってさ、もちをさ、 べ飽きるほどはべないんだよな。 ちょうどよくべるんだよね。 だから、正月が終わるくらいになっても、 あんまりもちに飽きてないね。 飽きるほどべてないからね。 「おせちもいいけど、カレーもね」 ってなこと言って、1月2日にゃカレーだったりするからね。 松の内からもうラーメンとかってるからね。 ひょっとしたら、まだ、 人々は、もちに飢えてるかもしれないね。 もち、もっとってもいいと思うんだよなぁ。 まぁ、そんなことも思ったりしてさ。 話、がらっと変わるけどさ。 犬と散歩に行く前にね、 室内でおしっこをさせるんだよね。 都会って、散

    いいこ。かわいいこ。 - ダーリンコラム
  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム

    <なぜほめることがいいのか?> 子供の教育問題とか、 スポーツ選手の指導とかを話題にするときに、 よく「ほめて育てる」という方法が語られる。 ほんとかよっ、て気がしていた。 甘やかされて育った小金持ちお嬢様たちが、 わけのわからない自信を持ってて、 ふにゃふにゃの刃を無茶苦茶に振り回すの図とか、 山ほど目にしてきたけれど、見ていて見苦しいばかりだ。 「上には上があることを知らない」がゆえの、 根拠なき自信については、 彼や彼女の「親がほめた」ことが、 仮の根拠になっているのだろう。 ほめてりゃいいってもんじゃない。 そう考えてきた。 しかし、この頃、あらためて思っているのは、 「やっぱりほめることが大事だよなぁ」ということなのだ。 日の社会は、だいぶん長いこと 工業を中心の生産システムでやってきたから、 「まちがいない」ものを「誰でも」やりとりできることが、 よいこととされてきた。 ま、

  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム<なんでそうなるの?>

    <なんでそうなるの?> 去年の今ごろだったなぁ。 サッカーワールドカップをやっていて、 毎日サッカー観ていたっけなぁ。 うちのアホ娘が、近所の「もんじゃ焼き屋」で、 「ともだち大勢で集まって、 いっしょに応援するんだ」って言ってんだっけ。 その試合を、「ほぼ日」の鼠穴でも みんなで集まって観ようということになってたから、 娘を誘ったら、そういうことだったんだ。 じゃあってことで、その約束の時間まで、鼠穴で観ていて、 そこからともだちの待っている店に行けばいいじゃん という段取りになったのだった。 娘、鼠穴という名の東麻布から、広尾の店まで、 夜道を走ったね。もう、走れメロスのように。 で、あとで聞いたら、「誰も来なかった」んだってさ。 そういうことは、大いにあることだ。 ぼくは、いくつかのことを言ったっけ。 「約束は、しばしばやぶられるものなり。 それは、キミがどれだけ一所懸命に約束を守