34話 花火の音は聞こえない(前編) かぐや様の実家 買い物の約束をキャンセルした理由は京都の本邸に父親から呼び出されたからでした。かぐや様は豪邸に住んでいましたけど、本邸は京都なのか。なんで離れて暮らしているのか。しかも父親は碌でも無い父親の様子。 そういえば、かぐや様が風邪を引いた時に四宮家の家訓で以下のように書かれていました。 四宮成らば ・人に頼るな、成らば使え ・人から貰うな、成らば奪え ・人を愛すな、成らばは無い 幼少期でこんな教育されたからこそ、死んだ魚のような目になった「氷のかぐや姫」になったと思ったものです。でも、原因はそれだけでは無かった模様。 かぐや様は幼少期から一度も家族旅行にも皆で買い物にも花火大会にも行ったことがありません。世間知らずなのは蝶よ花よと箱入り娘として育てられたわけでは無い様子です。本邸でのかぐや様の扱いは腫れ物を扱うかのようでした。 本邸ではかぐや
いつも少年ジャンプルーキーを読んで頂き、また投稿して頂き、本当にありがとうございます。 今回の編集部ブログは、元ルーキー投稿者にして、現在少年ジャンプ+で絶好調連載中!コミックスも重版出来!そして何と、週刊少年ジャンプ2016年49号に出張読切を掲載!とノリに乗っている、四谷啓太郎先生のインタビューをお届けします。 ルーキー投稿からデビューに至るまでのお話、参考になれば幸いです! 先日発売されたコミックス1巻! 即重版で、メムメム旋風吹き荒れてます! ―――少年ジャンプルーキーに投稿したきっかけはなんですか? ジャンプの漫画賞に3年ほど前に投稿して落選した、人に見せてない漫画がいくつかあって、そのまま眠らせておくのももったいない気がしたので、どうせなら人が読める場所に載せておこうかなと思い投稿しました。その漫画は少年ジャンプルーキーのランキング10位内にも入りませんでしたが、ランキング上位
マンガ「この世界の片隅に」には、「かく」場面が多い。鉛筆で、絵筆で、羽で。すずはかくことが好きだ。婚礼の日ですら、嫁ぎ先の片隅に居場所を見つけ、行李の前に座り込んで兄に絵入りのはがきを書く。祝いの席で出た食べものをひとつひとつ鉛筆で絵に描いてから、「兄上のお膳も据ゑましたよ。せめて目でおあがり下さい。」とことばを添える。しかし翌朝、はがきの表に自分の名前を書き終えたすずの手がふと止まる。すずは新しい家族に尋ねる。「あのお………… ここって呉市…? の何町…? の何番ですか?」 「ぼうっとしている」すずは、嫁ぎ先の住所すら把握していなかったというわけなのだが、ここでわたしがなぜ「すずの手がふと止まる」と書けたかといえば、マンガのコマ運びがこうなっているからだ。 (『この世界の片隅に』上巻 80ページ) すずが表書きを書くコマはわずか3つにすぎない。けれど読者はこの3コマから、鉛筆の動きと停滞
2016年11月30日 01:14 ASKA氏の語る秘密結社ギフハブ…フィリップ・K・ディックのヴァリスっぽいですな…。 それが実は、マザー・グースの選んだ用語を使うなら、ヴァリス、つまり巨大活性諜報生命体システムだ。 (フィリップ・K・ディック「ヴァリス」) ASKA容疑者 逮捕直前激白14分(3)「ギフハブがARで僕を監視」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000117-dal-ent 秘密結社ギフハブか…。ASKA氏の独白全文読みましたが、全体的に言っていることが何かヴァリスの登場人物っぽいですな。まあヴァリスは麻薬のやりすぎで統合失調症を発症した人々の妄想が相互作用でよりおかしくなっていく深化の過程をSFと融合させた作品なので、さもあらんって感じですね…。ヴァリスはディック作品の中でも大傑作なので未読のお方々いらっしゃいまし
鳥男を巡る状況が著しく変化していることを察した烏丸がついに母親と決別、自らの自由を得るため、そして自分たちを置いて失踪した鷹山を探すために、実家を離れて旅立つという話。 今回のクライマックスは、勿論烏丸が母親に自分の正体を明かすシーンなんですけど、母親の前でおもむろに服を脱いで鳥男に変身した後、諦めに似た表情を浮かべながら「全然…いい子になれなくてごめん」と母親に言うシーンが、ンもう最高にグッと来ましたね。こんなカッコいい家出宣言、今時めったに見られるものじゃありません。 自分の中に潜む邪気眼的な能力によって自分が世界から迫害される対象となり、これまでのような平穏な生活を捨てて世界と戦うために飛び立つ覚悟を決めた少年が、かりそめの平穏の象徴だった家族に己の正体を晒し、「いい子に育って欲しい」という両親のささやかな希望を叶えられなかった後悔の念と共に、全てを告白したんですよ! いいですね!
百合漫画を150冊ぐらい読んできましたが、まだ百合漫画とは何ぞやと語れません。 ただ私の癖ではあるのですが、どんなジャンルにおいても、これは凄いと唸ってしまう絶品に会ってしまったら、それがそのジャンルにとっての自分にとっての代表作となりますし、その作品を軸にジャンルを考えるようになってしまいます。 百合のジャンルにおいてこれまで出会った最高の作品は「青い花」。身体と心が女性として成熟していく面々が織りなす人間関係軋みと、幼馴染との迂遠な恋愛、恋愛が成就した時の忘我。独特な淡い絵と台詞回しで強固な世界を作り上げていました。 ラブコメとかギャグ調とかエロ多目とか多種多様な百合漫画を楽しんできましたが、心の何処かは「青い花」の類型――もしくはきっと塗り替えるような今は見ぬ衝撃を追い求めています。 閑話休題。 この 「やがて君になる」シリーズは推されていて読んではいましたが、そこまでではないかなー
セカイ系? 崩壊して、ほとんどの人間が地下に避難した状態の永田町を舞台に、そこに住む女性の歪んだ恋愛を描きだす。 ただし、その女性の恋のお相手は、既婚者で〜す・・・・・ってな感じのマンガ。 まあ、なんというか、「壊れた後の世界の日常」ってのはここ数年定期的に出てきてはいて。 最近だと「デッドデッドデーモンズ・・・・・・・」が、とりあえずぴったしカンカンにこのジャンルだけども。 それ以外でも、なるたるとか、エイリアン9とか・・・まあ枚挙にいとまがない。 なんなら飽和状態か。 源流は「最終兵器彼女」? ってことはエヴァ? まあ、わからんけども、その辺。 所謂「セカイ系」・・・なのかな。 ただ、それらセカイ系が、基本的に少年少女のセカイを描くものだったのに対して、本作が描くのは成人しているはずの女の子の不倫(?)のセカイ。 売り文句も「SF×不倫」だって。 まあ、成人していても、成熟しているって
やがて君になる 作者:仲谷鳰 掲載誌:『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA)2015年- 単行本:電撃コミックスNEXT [ためし読み/当ブログの関連記事] 『やがて君になる』には、百合漫画の長短がわかりやすく表れている。 短所から言うと、叙情的な雰囲気に流され、内容が乏しいこと。 電撃は今月に百合アンソロジーを刊行するなど、 最近掘り当てた百合とゆう乳白色の鉱脈に力をそそいでおり、 その看板コンテンツである『やが君』が長期連載となったのが、 ストーリーの希薄化に影響しているとおもわれる。 百合漫画は俳句や短歌やパンクロックみたいなもので、 短ければ短いほどよいのだけど。 梅雨といえば相合傘。 13話はただそれだけの回だ。 どっちが傘をもつかで言い争いとなり、バカらしくなってふきだす。 いかにも打ち解けた表情のすばらしさ。 軒先で雨宿り。 仲よくベンチにすわって燈子の体温を感じた侑は
◯はじめに 今年も残り1ヶ月を切り、さまざまなマンガ関係の賞が発表される季節になってきました。でも個人的に気になるのは、その選考対象がどれも『単行本』だということ。雑誌に掲載されたりWebで発表されたマンガがすべて単行本化されるわけではありません。そこで、昨年12月から今年11月までで自分が読んで面白かったと思う読み切り、および単行本化されていない短期連載作品をまとめてみたいと思います。 ○週刊少年チャンピオン 短期連載 今年度、チャンピオン誌上に掲載された短期連載作品は8本(PSYCHO LORD/伊科田海は来年度分)。そのうち単行本化した劇場霊/加藤淳也・三宅隆太&タカオヨシノブ 共通の世界観を持つ作品が連載スタートしたビースト コンプレックス/板垣巴留 以外の6本は、ヴィジランテ/村岡ユウ(12~15号掲載)、ネズミと花火/山本アヒル(39~47号掲載)など、どれも甲乙つけがたいので
今週の『星野、目をつぶって。』が髪ってる。髪ってます。 星野、目をつぶって。(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者: 永椎晃平出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/07/15メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 『星野、目をつぶって。』はスクールカースト高校生活ものにラブコメ要素を加えたような漫画。充実した高校生活を送る同級生へのひがみやっかみから斜めに構えてしまう少年・小早川と、人気者グループの中心人物にして正義感と行動力あふれる女子・星野。同じクラスにいて関わることのなかった2人が、ひょんな出来事をきっかけに行動を共にするようになり、互いに影響を受けていくストーリーです。 現在は2人の他にも仲間(?)が増えており、いろいろな人との関わりやイベントの中で徐々に2人が変わっていく、その「徐々に」という過程が本当に良く、週刊誌で漫画を追うことの楽しさ
沙村広明先生の『波よ聞いてくれ』第3巻(講談社)を読みました。実力派パーソナリティー・茅代さんがミナレさんに興味を持ったようですが、この人もなかなかの変人のようにも感じられて、一体どんな影響がミナレさんに与えられるのか楽しみです。 それにしても、ミナレさんが言う通りに、瑞穂ちゃんはほんとこの作品の良心ですなぁ。 さて本日は、佐伯先生の『一日奴隷さん』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本(初単行本) 『よわよわ』(コアマガジン)のへたレビュー もよろしければ併せてご参照下さい。 ドM巨乳ヒロインとドS男子とのハードSM調教プレイ&めんどくささ炸裂の恋愛模様がたっぷり詰まった作品 となっています。 収録作は、女子大生であるヒロイン・コバシが恋心を寄せている同期の男子は大変にドSであり、麻雀に負けると“罰ゲーム”として1日だけ彼の奴隷になるというプレイを
グッズ販売 注文用紙をダウンロード 購入には注文用紙が必要になります。こちらからダウンロード頂き、記入を済ませてブースにお持ちください。 ブースにもご用意しております。お持ちでない方はスタッフにお声がけください。 「ゴシックは魔法乙女」 SUPERコンピレーションCD『LOVE MIX』 価格:3,000円 「ゴシックは魔法乙女」初のコンピレーションアルバム登場!! ケイブ ガチファンのアーティスト勢が、エレクトロ、テクノ、POP、RAP、電波(?)サウンドで作り上げた限界突破の超強力盤!! 商品仕様CD1枚、全9トラック、ブックレット6ページ 試聴動画 参加アーティスト(敬称略・順不同) ビートまりお(COOL&CREATE) myu314(COOL&CREATE) Cranky(Feline Groove) t+pazolite(C.H.S) paraoka(麹町音源) ARM(IOS
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