「いいね!」時代の自己愛の充たし方について、電子書籍を出版しました。 私はネットコミュニケーションが大好きな精神科医なので、いつも「ネットと心理」の本が読みたいと思っています。ところがインターネット関連書籍のほとんどは、テクノロジー・政治・ビジネスについてのもので、「ネットと心理」について書かれた本はあまりありません。ヘビーなネット依存についてなら書籍も論文もそれなりに流通しているんですが、「病的水準ではない、ごく間近な水準のネットユースを介した心理的充足」のメカニズムや問題点に着眼した本はあまり存在しないと思います。国外の・ネット黎明期に書かれた書籍ならともかく、日本ローカルの・2010年代のネットに即した心理学的考察は、見たことがありません。 それならいっそ、ネット上の承認欲求や自己愛充当について、自分なりに考えをまとめてみようじゃないか――そう思っていた矢先、エレファントブックス社さ
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