『君の名は。』観てきた。 僕は新海誠作品、言の葉の庭と秒速しか観てないので(秒速ははあ……という感じで、言の葉の庭はおもしろかった)本作はわりとフラットに観たと思うけれど、これがもうめちゃくちゃおもしろかったな。恋愛物の単純な「だるさ」をSF設定の導入でドラマに仕立て上げていて、恋愛物としても良いしSF/ファンタジーとしてもよくまとめあげているなと。背景に挿入されれるカット、ド派手でこそはないものの動きの一つ一つが美しく、BGMもあまりにも素晴らしい。映画館で観る価値のある映画だ。 構成にも隙がない。前半でじっくりと入れ替わりの「始動」を描きながら一気に加速させて「入れ替わりに気がついた後の状況」の描写を描くテンポ感と、それでまったくおもしろさが損なわれない画面密度が素晴らしい。正直最初の20分ぐらいだ、大丈夫なのか!? 本当に大丈夫なのか!? と思っていたのだけどそこまでたどり着いたら「
今更だけどCharlotteを全話観た。 AngelBeatsには非常に楽しませてもらいながらも主人公のあやふやさ、膨大なキャラが出て一人一人の話に迫るアニメというよりギャルゲーの文脈を踏襲していて演出も……と不満点が多かったのもあって、Charlotteは期待しながらも観るのが怖かったものだ。実際、最終話まで放映されてみたら批判も巻き起こっていて「観るの嫌だなあ」と思ってしまったけど、いやあ観てみたらちゃんとABの反省点は活かしているし、全13話で「能力者達の世界の話」をまとめあげていて圧倒的にABより高評価である。傑作といっていいんじゃないかな。 KanonもAIRもCLANNADもたいしてはまらず、リトルバスターズはいいなと思いAngelBeatsも条件付きで良しと後期麻枝准にハマっている身としては大満足の内容であったよ。特に後半の展開についていえばゲームの背景労力的な制約から「箱庭
www.taikaisyu.com Web漫画の胎界主がかなりおもしろい漫画であった。 もうすぐ二部が完結するのでがっつりと「基本読書」の方で書こうかなとも思ったが、胎界主自体膨大な分量なので感想を書くにしても裏をとったりするのに時間と手間がかかるのもあって微妙でためらっている(僕は相当遅れてきた読者で紹介も何もないし)。あとで書くにしろ書かないにしろ、参考にできるように裏取りなどは特にしない初見感想みたいなものはここでざっと書いてしまおう。 生体金庫戦というのが傑作だというから、せめてそこまでは読もうと思って読み始めたのだが、だいぶ読み進めた後にその生体金庫戦は現在最新エピソードの一つ手前のものであることに気がついた。たしかに生体金庫戦は傑作といっていい内容なのだが、そこにたどり着くまでには結構な分量を読まないといけないことを後に知ったのはしょうじき助かった。 何しろ序盤はえらく読みにく
ガールズ&パンツァー 劇場版 主題歌「piece of youth」 アーティスト: ChouCho,酒井陽一出版社/メーカー: ランティス発売日: 2015/11/25メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るガールズ&パンツァー 劇場版 オリジナルサウンドトラック アーティスト: 浜口史郎,ボコ(藤村歩),吉田玲子,澤口和彦出版社/メーカー: ランティス発売日: 2015/11/18メディア: CDこの商品を含むブログを見るめちゃくちゃおもしろく大満足して帰ってきて布団に入っていたのだが名シーンが頭のなかを何度も何度もリフレインしてきて寝れないので仕方なく記事を書くことにした(書くと頭がすっきりして寝れるはず)。 それにしても面白い、「劇場版」にふさわしい映画だったように思う。TVシリーズはもちろんOVAまで含めて傑作なのは視聴した人間ならばわかるだろうが、まああの続きを、
楽園追放-Expelled from Paradise-観てきた。 いや〜これは良かったな。お話的にはなかなかベタで、根本的なところは特にひっかかるところもなくつるつる入ってくる。もちろん設定はいろいろあって、延々とそういう設定まわりのことも喋ってるんだけど、もうそっちはぜんぜん頭に入ってこない。あーなんか喋ってるなーぐらいしかわからん。頭に入ってこないが、特に問題はない。楽園のような場所があって、そこから出ていって、思ったより楽園がひどくて、で、敵がいっぱいおそいかかってくるからどかどかどかーっとやっつけてやるぞ! っていうそれだけの骨格さえ見失わずにいればサイバースペースがどうとかの話はあんまり関係がない。 絵として良かったところに触れられればいいのだけど、僕は別段そういう方面での視聴スキルも語るスキルも持っていないので諦める。脚本の虚淵玄さんの特徴的な面倒くさい段取りだったり、アニメ
僕は実は読書系のニュースサイトをやっていたこともあるのだが、くだらない記事に目を通すのに疲れてやめてしまった。SFまとめが盛り上がっているので一瞬だけ復活。 ■読んでないとヤバイ(?)ってレベルの名作SF小説10選 - デマこいてんじゃねえ! こうした似たようなオススメ小説まとめが何度も何度も何百超えのブックマークを稼ぎだすところをみると、ちみたちはリストをブックマークすることを本能にインプリントされたハエか何かか、と思ってしまうけれど、リスト系とブックマークは相性が良い。また、なんだか後続組からガシガシ叩かれてはいるけれども、これを起点に多くの人がリストを作り出す流れは面白いですね。 逆に、最初からニッチすぎると誰も後に続かなくなってしまうので、最初はこれぐらい「教科書かよ」的なラインナップに、Amazon的紹介文でいいのかもしれない。そしてみんなリストが作りたくてしょうがないのかな。そ
ニンジャスレイヤーを腰を据えて読み通そうとしたけど家の中から見つからない。な、なぜだ。仕方がないから思いつきを書く。僕は読書系のニュースサイト(このブログのヒット数は1日10ぐらいだが、このニュースサイトも似たようなものだ)をやっている関係でラノベに言及される記事なども読むのだが、なんというかラノベについて語られる言質、いわゆるラノベ論はどれもあやふやで何が言いたいのかさっぱりわからないものが多い。ラノベがなんなのかといった定義問題があやふやなせいもあるだろうがそれ以上の問題として変化が早く数年単位で様変わりしてしまう「ラノベというジャンルを扱いきれていない」のではないかと思う。 10年前には姿形もなかったハーレム物(調べてないから実際には知らないけど)のようなのが出てきているんだからそれも当たり前のような気がする。まったくラノベを読んだことがない人間と、スレイヤーズやロードス島をむさぼる
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