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ブックマーク / gari2.tuzikaze.com (1)

  • マタギことば・やまことば

    山に入ると戒律が厳しく、多数の忌み言葉を使う。それを「マタギ言葉」略して「マタギ」とも呼ぶ。山の神を尊敬し礼儀を尊び、日常生活の「汚(けが)れ」をはらい、猟場を汚さないためにマタギ言葉を用いた。 田楽舞に出てくる里の神は素晴らしく美人であるが、山の神は恐ろしく醜く表現されている。室町時代ごろより自分ののことを「うちの山の神(のような醜い)」と卑下する表現に使われた。山の神は嫉妬深く、また穢れを忌み嫌うとして、女性は山には入れなかった。 マタギ文化が影響を与えた地域は、東北地方から中部地方にいたる日海側に多く、「デアイマタギ」・「旅マタギ」といって、狩人がいない地域の猟場に遠征をした。その領域に北那須の山間部も含まれ、山間部を通る街道や、山間部に近い里の人々との交流もあったことだろう。

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