全長59cm(オス)、69cm(メス)。メスが翼を広げると1.6mもあります。日本のタカの仲間としては大型種です。日本では全国で見られ、繁殖しています。沖縄地方では稀です。河口、海岸、河川など水辺は動物の死体などがよく見つかるので、生息場所にしています。30年程前までは、外国人が日本へ来て、市街地のある河口などーたとえば東京や大阪の湾港でおどろくことといえば、猛キン類と呼ばれるワシやタカの仲間であるトビが、たくさん飛んでいることです。猛キン類は、最近は都会では数が少ないのがふつうです。日本のトビが、それだけ悪い環境にも強くなったということでしょうか。しかし、時代が過ぎ、都市の下水道が整備されて生ゴミが出なくなると、トビは生活できなくなっていきました。西洋人からみても、トビは意地のきたない鳥の代表です。かつてはロンドンなどの大都市にもいたそうで、街の空地に捨てられるクズを食べあさる掃除屋でし
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