大阪市は18日、市中心部の中之島地区で平成33(2021)年度の開館を予定している新美術館について公募の結果、「大阪中之島美術館」に決定したと発表した。 同館は黒い直方体が宙に浮いた印象を与える外観で、モディリアニや佐伯祐三作品など市所蔵の約5600点が展示される予定。 名称は6~7月にかけて公募し、計1681件の応募があった。中之島を拠点として、大阪の魅力を世界に発信することにつなげようと、有識者の意見も参考に決定した。 吉村洋文市長は「大阪が国際都市として成長していく上で、都市の顔となる美術館の必要性を改めて感じている。中之島にすばらしい美術館があると思ってもらえるよう、発信していきたい」と話した。