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ブックマーク / www.igaku-shoin.co.jp (6)

  • Jolt accentuation再考(内原俊記) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【寄稿】 Jolt accentuation再考 髄膜炎のより適切な診断のために 内原 俊記(東京都医学総合研究所 脳病理形態研究室長) Jolt accentuation(JA)は「1秒間に2-3回の周期で頸を横に振ってもらう,または他動的に振って頭痛が増悪する」という所見で,髄膜炎を予見するのに有用とされています。その根拠となっているのは,1991年に発表したわれわれの研究1)で,これは筆者が卒後5年目のとき,ある髄膜炎患者さんの「歩くと頭痛が響く」という訴えに,「髄膜炎では頭部の動きで痛みが増悪するのか?」という疑問が,ふと頭をよぎったことがきっかけでした。 現在広く普及しているJAですが,正しく用いられなければ,検査としての感度や特異度が低下し,判断を誤る可能性も高まります。髄膜炎をより正確に診断するために,稿では最近の研究結果なども踏まえ,あらためてJAについて考察します。 事

    Jolt accentuation再考(内原俊記) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • Long COVIDに立ち向かう(下畑享良,髙尾昌樹,石井誠) | 2021年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    対談・座談会 下畑 享良,髙尾 昌樹,石井 誠 2021.12.20 週刊医学界新聞(通常号):第3450号より 国内におけるCOVID-19の感染拡大から1年半が経過した。世界中でワクチン接種が進み,有望な経口治療薬が登場するなど,対応策が徐々に整備されつつある。一方で,治療後も症状が遷延するLong COVID(post COVID-19 condition,MEMO)が問題になっている。多様な症状が顕在し,そもそも適切な診断法や治療法も未解明なことから,診療が困難な現状にある。 Long COVIDについて現在どこまで明らかになっているのか。そして今後どのような対応が必要か。疾患を正しく認識し,医療者の叡知を結集してLong COVIDに立ち向かうことが求められる。 下畑 COVID-19流行の当初から,私は関連論文を読み込んで知見を集積し,SNSを通じて発信してまいりました。COV

    Long COVIDに立ち向かう(下畑享良,髙尾昌樹,石井誠) | 2021年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    doopylily55
    doopylily55 2022/01/05
    “遂行機能障害と表現するのがより適切な印象です”
  • コストを語らずにきた代償 “絶望”的状況を迎え,われわれはどう振る舞うべきか - 医学書院/週刊医学界新聞

    今,がん領域では,抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,抗CTLA-4抗体などの免疫チェックポイント阻害薬が注目されている。日ではその中の1つ,抗PD-1抗体の「ニボルマブ」(オプジーボ®,MEMO)が2014年に「根治切除不能な悪性黒色腫」に対して承認され,2015年12月には「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」へ適応拡大された。従来の抗がん薬と異なる新しい作用機序を持つ同薬は,今後他のがん種にも適応が広がると予想され,大きな期待が寄せられている。しかし,國頭氏は,この免疫チェックポイント阻害薬の登場によって医療,それどころか国そのものの存続が脅かされると指摘する。一体,どこにその危険性があるというのだろうか。氏は,「すでに手遅れ」と語るが――。 ――まず,2015年に非小細胞肺がんへ適応拡大された免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブが,どのような効果を持つ薬剤かを教えてください。 國

    コストを語らずにきた代償 “絶望”的状況を迎え,われわれはどう振る舞うべきか - 医学書院/週刊医学界新聞
    doopylily55
    doopylily55 2016/03/07
    "ニボルマブの対象になる人は5万人程度はいるでしょう。皆に1年間投与すれば,その合計額は1兆7500億円"
  • アウトブレイク(11)(李啓充) | 2011年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    李 啓充 医師/作家(在ボストン) (2924号よりつづく) 前回までのあらすじ:1955年,民間慈善団体「マーチ・オブ・ダイムズ」が全面支援したジョーナス・ソークのポリオ不活化ワクチン臨床試験が成功,全米が喜びに沸き立った。 ポリオ不活化ワクチン臨床試験の結果発表に先立ち,マーチ・オブ・ダイムズの理事長バシル・オコーナーは,難しい決断を迫られていた。試験が成功した場合,ワクチンに対する巨大な需要が生じることは明らかだったし,国民の期待に応えるためには事前にワクチンを大量に確保しておく必要があった。一方,ワクチンを大量に発注した後に「効かない」とわかった場合,莫大な経済的損失を被ることとなってしまう。オコーナーは,「ワクチンが効く」という結果が出ることに賭け,リスクを承知の上で900万ドルの巨費を投じて2700万人分のワクチンを事前注文したのだった。 ポリオワクチン禍事件 果たして不活化ワ

    アウトブレイク(11)(李啓充) | 2011年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    doopylily55
    doopylily55 2011/04/27
    MMRワクチンのそれでも同じようなことがあった。 ”カッター社の製剤に「生ウイルス」が残存した原因は,ソークの原法を「勝手に」変えたことにあったと言われている。”
  • 医学書院/週刊医学界新聞 【〔寄稿〕がん検診の重要性 自らの経験も含めて(垣添忠生)】 ( 第2658号 2005年11月14日)

    がん検診の重要性 自らの経験も含めて 垣添 忠生(国立がんセンター総長) 国立がんセンター中央病院の最近の調査によれば,同院における死亡退院患者の7割が発見時はすでに病期III-IVに進行していた。がん死を減らすには検診による早期発見が重要だが,欧米に比べ日の検診体制は十分とは言えない。 紙では,国立がんセンターの総長としてがん検診の充実に取り組み,また自らも検診でがんを発見した垣添氏にご寄稿いただいた。(紙編集室) がんは遺伝子の傷が積み重なった結果発生する細胞の病気である。遺伝子の傷はちょうど何段も階段を昇るように異常が蓄積するので,がんの発生と進展は多段階に起こる現象と考えられている。 がんの大半はこのような多段階発がんの形で進むので,医療との関わりを考えてみると,がんの発生を抑える予防,がんが発生しても無症状の時期に検診で発見する,症状が出現して病院を受診した人には的確に診断

    医学書院/週刊医学界新聞 【〔寄稿〕がん検診の重要性 自らの経験も含めて(垣添忠生)】 ( 第2658号 2005年11月14日)
    doopylily55
    doopylily55 2010/06/10
    "検診の条件としては,(1)無症状の時期にがんを発見できる手法がある,(2)罹患率,死亡率の高いがんである,(3)早期発見したら確実に治せる,(4)検診方法が危険を伴わず安全である,(5)精度が高く,費用が安いこと,"
  • 米国の予防接種制度と日本への導入が望まれるワクチン(齋藤昭彦) | 2009年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【寄稿】 米国の予防接種制度と 日への導入が望まれるワクチン 齋藤 昭彦(国立成育医療センター 第一専門診療部感染症科医長) 米国においては,予防接種スケジュールが常に更新され,推奨されるワクチン数は,増加の傾向にある。そのきっかけとなったのが,1988年のインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンの導入で,そのワクチンの劇的な効果・安全性が,その後の多くの新しいワクチンの導入に弾みをつけた。ここでは,現在の米国の予防接種スケジュールを紹介し,日のスケジュールとの比較を試みたい。 表1は,米国において0-6歳児に推奨されている予防接種スケジュールである。計10のワクチンが健康な小児に推奨されている。日では,それぞれのワクチンが定期接種(予防接種法に定められ,費用はすべて地方自治体が負担)と任意接種(費用は自己負担,地方自治体によって助成あり)に分けられているが,米国では,すべてのワクチン

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