2020年の投資見通しがあちこちから発表されつつある今、アジア株について2つのテーマが浮き彫りになってきた。1つはアジア新興市場の成長加速、もう1つは日本に日が当たるという話題だ。 ソシエテ・ジェネラルは両方のテーマを支持している。グローバル資産配分・株式戦略責任者のアラン・ボコブザ氏が率いる同行チームは7つの重要戦略のうち3つで日本株に強気の見方を示し、そのものずばりの日本株ロングや日本の国内循環株のロングポジションを勧めた。日本株を同行が選好するバリュー資産とも位置付けている。 ストラテジストらは26日のリポートで「信頼できるトリガーの恩恵を受け、日本と新興市場の株式が当行のポートフォリオの価値を高めると認識している」と書いている。 「利益拡大とバリュエーション上昇の組み合わせで日本株に上昇余地があるとみている」という。 同行は日本株の判断「最大ウエート」を継続し、配分比率は10%と米