自転車の盗難被害が後を絶たないことから、東京・足立区では自転車に鍵をかけることを義務化する条例が、都内で初めて来年1月1日から施行されます。 このため盗難被害を防ごうと、足立区では来年1月1日から自転車に鍵をかけることを義務化する条例が施行されます。 具体的には、自宅をはじめ駅前や商業施設にある駐輪場など、区内にとめる自転車はすべてに鍵をかけなければならないとしています。ただ、違反した場合の罰則はなく、区は鍵をかけていない自転車には警告する紙を貼って注意を促す方針です。 区によりますと、こうした条例は都内では初めてだということです。条例によってどこまで盗難被害の防止につながるのかが今後、課題となりますが、足立区駐輪場対策担当課の坂本伸課長は、「面倒がらずに、自宅でも買い物の時も常に鍵をかけることで犯罪を未然に防ぎ、住みやすい町にしていきたい」と話しています。