東京消防庁の20代の隊員が高齢女性に対し実の弟を装って現金をだましとったとして逮捕された事件で、東京消防庁は、隊員の自宅から災害時に支援が必要な高齢者のリストが押収されていたことを明らかにしました。リストは隊員が勤める消防署に保管されていたもので、警視庁が詳しいいきさつを調べています。 東京消防庁野方消防署の消防隊員 一戸赳児容疑者(23)は、ことし8月、仲間と共謀し、80代の女性に実の弟を装ってうその電話をかけ、現金110万円などをだましとったとして詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。 調べに対し容疑を認めているということです。 この事件で、東京消防庁は、隊員の自宅から高齢者の個人情報のリストが警視庁に押収されていたことを明らかにしました。 リストは中野区が作成したもので、災害時に支援が必要な高齢者の名前や住所などが書かれていて、消防署の鍵がかかった保管庫で管理されていたということです。
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