ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (11)

  • 低感情社会、皆がニコニコしていなければならない社会 - シロクマの屑籠

    p-shirokuma.hatenadiary.com 先週、怒鳴り声がどんどん社会のなかでストレスフルなものとみなされるようになり、他人に害をなすものとして浮かび上がってくる話をした。昭和時代には怒鳴り声、ひいては大きな声が溢れていたが、令和時代の日社会はそうではない。令和の日人は、自分が怒鳴られると大きなストレスを自覚するのはもちろん、ただ怒鳴り声が聞こえただけで大きなストレスを自覚する。 だが、振り返って考えてみると、怒鳴り声だけがストレス源として社会のなかで浮かび上がっているわけではない。およそストレス源となりそうな感情表出ならなんでも、交感神経を亢進させる感情表出ならなんでも、忌むべきストレス源とみなされ、できるだけそれをなくすよう、なくせなければ迷惑であり危害であり排除すべきもののように扱われる。 たとえば泣き声などもそうだ。職場では、怒鳴っている人が浮かび上がるだけでなく

    低感情社会、皆がニコニコしていなければならない社会 - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2024/09/04
    その分Xで悪態ついているんでしょ。
  • いまどきのインターネットは文脈文盲状態が当たり前 - シロクマの屑籠

    1000リツイートを越えるとtwitterの闇が迫ってくる - シロクマの屑籠 上記リンク先の続きとして、いまどきのインターネットでは文脈が読み取りにくいことについて記しておく。 かつてのインターネット、ネットサーフィンするインターネットには文脈があった。それぞれのウェブサイトの構造がツリー状であったこと、ハイパーリンクをとおして他のウェブサイトへと繋がりあっていたおかげで、その書き手・その文章がどういう文脈に位置づけられているのかがハイパーリンクの次元で明らかになっていた。ネットサーフィンという行為、リンク集を辿る行為が、そのまま書き手の文脈を理解する助けになっていた。 ところがいまどきのインターネットは違う。ブログは記事単位で読まれ、グーグル検索などをとおして流入する人々の大半は書き手の文脈など調べるまでもなく、検索文字列と一致した情報の断片だけ持ち帰ろうとする。 このブログのトラフィ

    いまどきのインターネットは文脈文盲状態が当たり前 - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2019/09/25
    紙媒体の頃から「タイトルしか読まない」やつだらけで、twitterはそれを顕在化しただけだと思う。
  • 「恋愛も結婚もしなくなった日本は未曾有の先進国」 - シロクマの屑籠

    未婚の理由「めぐり合わない」 一方で「探していない」も | NHKニュース 先日、内閣府が少子化社会対策白書(2019)を発表した内容をNHKが報道しているのを見かけた(pdf版はこちら)。 日では、結婚しなければ子育てはほとんど始まらない。だから少子化社会対策白書に未婚男女の意識について記されているのは当然なのだが、白書によれば、結婚を希望している未婚男女の多くが「出会わない」だけでなく「相手を探してもいない」という。 挙児は一人ではできない。少なくとも一般的にはそうである。 にも関わらず、未婚の男女が「出会わなくて」「相手を探してもいない」のだから、結婚は増えないし、子どもの数も増えない。たとえ婚外子を許容する文化風土ができあがったとしても、そもそも、男女が出会わなければ子どもは生まれてこないのである。 少子高齢化という視点で考えるなら、このままでは国力は下がり、税制は混乱し、やがて

    「恋愛も結婚もしなくなった日本は未曾有の先進国」 - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2019/06/25
    恋愛・結婚・子育てよりももっといいこと(=市場の拡大に貢献する消費活動)をするよう働きかけられていると思う。
  • 子どもの権利を守りながら出生率を増やすなら、核家族的な子育てをやめるしかないのでは - シロクマの屑籠

    p-shirokuma.hatenadiary.com 先週公開した、「母親が儲かるようにならない限り、個人主義社会の少子化解決は無理」というブログ記事にはアクセスが集まって、はてなブックマークにも色々なご意見が寄せられた。 だが、全体の半分しか書いていないので、続きを書いておくことにする。 前回は、「女性個人が子どもを産むほど、また、上手に育てるほど、お金が儲かる仕組みにならない限り、女性個人は子どもを育てない」と書いたが、そこではメリットの話しか書いてなくて、責任や負担の話が書かれていない。 はてなブックマークのコメントにも、そのことを察知している人が散見されている。 個人主義社会の少子化対策は、母親が儲かるようにすべきだが、できないので日の衰退待ったなし - シロクマの屑籠 いや、女性は割と少なからず、「自然に」産みたいと思うケースも多いんだよ。ただ、にもかかわらず増えないのは、「

    子どもの権利を守りながら出生率を増やすなら、核家族的な子育てをやめるしかないのでは - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2017/11/17
    日本は家族を小さくして非効率にすることによって経済規模を拡大してきた面もあって、逆行すると経済規模も小さくなる。
  • 個人主義社会の少子化対策は、母親が儲かるようにすべきだが、できないので日本の衰退待ったなし - シロクマの屑籠

    ちょっと前に、大人用オムツの売り上げ高が新生児用オムツの売り上げ高を越えたということを知ってファーwwwとなったのだけど、今読んでる犬の飼育記に「日の15歳以下の人数より、ペットとして飼われている犬の方が多い」と書かれててさらにファーwwwとなると共に、わかる!となってる— タビトラ (@tabitora1013) 2017年10月20日 リンク先によれば、日の15歳以下の人数より、ペットとして飼われている犬のほうが多いのだそうだ。 実際どうなんだろうと思って調べてみると、犬の総数自体も少しずつ減っていて、現在は2000万頭を切っていることがわかった。 ※平成28年 全国犬飼育実態調査 より。 とはいえ、現在の日の15歳以下の人口は既に1600万人を切っているので、冒頭で紹介したtwitterのコメントは間違っていない。 犬に比べれば、子どもを育てるにはお金もかかるし、心配

    個人主義社会の少子化対策は、母親が儲かるようにすべきだが、できないので日本の衰退待ったなし - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2017/11/06
    母親が主語なのは必ずしも結婚を前提としないってことだろうけど、制度化する(=税金を投入する)にはその部分のハードルが高いんじゃないかな。
  • 「あなたのセックスの正しさ」が問われる社会が近づいてくる - シロクマの屑籠

    先日、twitterのタイムラインで共感したくなる文章を発見した。 生殖や性病等についての知識は必要と思うが、行為としての正しいセックスを「教育」するのか。まずは優しく抱き締めてキスするのが、部屋に入るなり服を脱がせるより優れているのか。そんなのは当事者間の問題だし、私は私のプライベートな事柄を勝手に規定されたくないと考える— 鴨島の宗教へようこそ (@kamozi) 2017年7月8日 私のセックス観も、これに近い。性行為がどうあるべきかは、カップルそれぞれが決めれば良いことで、自由なカップルの在り方、自由な性行為のありかたがあって良いはずだ、と私も叫びたくなる。 しかしプライベートな関係は、介入を受け続けてきた。 だが、私達の社会の変化や常識の変化を思い出すと、「性行為はプライベートなカップルのもの」という現代の感覚が、いつまで通用するのか怪しく思えてくる。 かつては、家庭の問題の多く

    「あなたのセックスの正しさ」が問われる社会が近づいてくる - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2017/07/11
    「共感したくなる」って、共感したのかしなかったのか、どっちやねん!
  • 「みんなの知恵を集めたら」「ネットの知恵が薄まった」 - シロクマの屑籠

    蜂蜜入り離乳で乳児死亡、クックパッドレシピ再確認する」…豚ユッケにも批判噴出 - 弁護士ドットコム 「離乳としては危険な、ハチミツを使った離乳レシピが掲載されている」「生肉を使った不適切なレシピも掲載されている」等でクックパッドが批判されているらしい。 【知名度のあるネットサービスに間違った情報が存在する=悪い】とみる以前に、そもそも、ユーザーが投稿しあうタイプのネットサービスにはついてまわる問題なのだろう。 2ちゃんねるに書き込まれた情報も、google検索で拾える情報も、クックパッドべログやYahoo!知恵袋に書かれた情報も、玉石混交という点では変わらない。 00年代には、インターネットにみんなの知恵を集めたら、素晴らしいものができあがるんじゃないかという期待が生まれた。いわゆる「web2.0」である。 ウェブ進化論 当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) 作者:

    「みんなの知恵を集めたら」「ネットの知恵が薄まった」 - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2017/04/12
    人力検索はてなの悪口はそこまでだ!
  • 「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから - シロクマの屑籠

    togetter.com リンク先には、恋愛を経ないで結婚を望む若者の話がまとめられている。 昔から「結婚恋愛は別物」とは言われているにもかかわらず、結婚するために必ず恋愛を経由しなければならないのは理不尽なわけで、こういう意見が出てくるのも当然だろう。家族を持つ・子どもを育てるといった家庭的なノウハウと、異性とときめいた時間を過ごすためのノウハウは大きく違っているので、恋愛が下手だから配偶者として不適かといったら、そうとも限らない。むしろ世の中には、恋愛上手だけれども結婚相手としては最悪な人も多い。だから、結婚する前に恋愛しなければならないという固定観念は「恋愛なんてどうでもいいから結婚したい」人には邪魔でしかない。 「恋愛」の先に「結婚」があるってのが、前の世代までが見ていた共同幻想に過ぎないのですよ。 / “恋愛やセックスは面倒だけど今すぐ結婚したい?「恋人いらないってホント?出現

    「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2016/11/29
    「恋愛結婚が幸せ」という印象を作ることによって市場を拡大してきたつけが非婚化、少子化となって表れていると思う。ハードル上げすぎやっちゅうねん。
  • 「おばさんたちは来ないでほしい」と「無断リンク禁止」の記憶 - シロクマの屑籠

    風邪っぽいので簡単に。 おばさんたちはinstagramに来ないでほしい。|かおりんた|note インターネット好きの間では一騒ぎとなった「おばさんたちはinstagramに来ないで欲しい」。いろんな人がいろんな言及をしていますが、私は懐かしい気持ちになりました。 ネットとリアル。自分のネットコミュニケーションやネット社交圏を見せたい相手にしか見せたくない気持ちがあるとしたら、なすべきことをなして自分で自分を救いなさい――それが数年ほど前のネットユーザー的な“常識”だったと思います。そういう時代のインターネットを知っている人間が「お前は何を言っている」「mixiに還れ」と過敏反応するのは理解できるところです。 と同時に、そうやって自助努力的な作法行儀を内面化していないネットユーザーからすれば、自分が新しく見つけた(と思っている)インターネットの余白に他人が土足で入ってくることに嫌悪感を表明

    「おばさんたちは来ないでほしい」と「無断リンク禁止」の記憶 - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2016/02/01
    私は「トップページ以外のリンク禁止」のtinycafe案件を思い浮かべた。自身がトップページ以外へのリンクを張って平然としていたことも含めて。
  • 勉強できる人しか便利に暮らせない社会 - シロクマの屑籠

    いまの日人は、とても便利な世の中を生きている。 コンビニもインターネットもあるし、自分の人生もだいたい自由に選択できる。医療も治安もハイレベル。昔の人が見たら、さぞ羨ましがるだろう。 そのかわり、賢くないと――あるいは勉強しないと――何もできない時代になってしまった。 事務職に就きたいと思ったら、ワードエクセルは当たり前。子育てしようと思った未来のおかあさんも、子育てを一から勉強して、何が安全で何が危険か、自己判断しなければならない。行政サービスを利用する際も、あの煩雑な手続きを理解して申し込むのは一苦労だ。便利さにアクセスするためのハードルは、見えにくいところでとても高くなっていて、その恩恵に与れるのは、自分で調べて勉強できる人・賢い人だけだったりする。賢くない人・勉強もしない人ほど、自由選択の範囲は狭くなり、日常生活のリスクも回避しづらくなる*1。だから冒頭の文章は、正確には「いまの

    勉強できる人しか便利に暮らせない社会 - シロクマの屑籠
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    doroyamada 2011/10/31
    便利に暮らすことと安全に暮らすことをワンセットにするのは無理がある。
  • “最後のはてな村民”――ネット民俗学的な資料か、葬送すべきゾンビか - シロクマの屑籠

    あなたは、人とどう繋がりたいのかを決める権利がある 昔、はてなダイアリー界隈が“はてな村”と呼ばれていた時代を思い出した。 (株)はてなが提供する「キーワードで繋がる面白ブログ」こと“はてなダイアリー”が、それなりにタイムリーだった時代が実際にあったと思う。もうだいぶ前、2005年〜2007年ぐらいのことだ。ネームバリューのある知識人が読み応えのある文章を書いていた頃や、余所のネットサービスに比べてコミュニティ性の高いブロゴスフィア*1を形成していた頃を、今でも思い出せる人はいるだろう。 しかしその後の“はてな村”は、内輪ウケや揉め事がやたら目立つ、肥大化した自意識の陳列棚のような様相を呈していき、はてなダイアリーのシェア率も低迷していった。ITメディアのインタビュー上で、梅田望夫さんが「日のインターネットは残念」と表明したのは2009年のことだが、少なくとも“はてな村”というコミュニテ

    “最後のはてな村民”――ネット民俗学的な資料か、葬送すべきゾンビか - シロクマの屑籠
    doroyamada
    doroyamada 2011/01/21
    村というよりもLoud Minorityだったんじゃないのかな。多くのユーザーは村と呼ばれるものの存在さえも知らずにダイアリーを使っていたはず。
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