階段の撮影に愛用しているリコーCX5。道幅が狭い東京で全景を収めるためには、35ミリ判換算で28ミリのレンズが必要だという。カメラは中学生のころ、父親のキヤノンFTQLに始まり、ペンタックスMZ-3、そして最初のデジカメ、キヤノンPowerShot S10などを経て、リコーがメーンの機種となったこの記事の写真をすべて見る 東京都港区高輪4丁目。まっすぐに長い階段の上からは崖下に住宅街、遠く正面に品川駅周辺の高層ビル群が低く見えて面白い。左にコンクリート塀、右は赤茶色の板塀と味わいがある 東京都文京区本郷4丁目。樋口一葉の路地として知られる、いかにも下町的な路地風景。今も木造家屋が立ち並び、当時の面影を残している ――階段撮りの愛用カメラは? 最近は、去年買ったリコーCX5です。コンパクトカメラはリコーのシリーズをずっと使っていて、「東京の階段」(2007年出版)の写真を撮ったころはCapl