この記事の写真をすべて見る もう30年以上も前のこと。娘が小学生になったので、勤めに出ることにした。その際、夫が「留守番する娘がさみしくないように」と、真っ白い雑種の子犬を買ってきた。雄で、名前はシロ(写真右)。 紀州犬の血をひき、とても気性が荒く、家族以外には決して気を許さない。散歩中に可愛いと声をかけられても、かむといけないので「ごめんなさい、触らないで」と断っていた。 シロは17年にわたって、わが家の家族でいてくれた。ただ、晩年の半年ほどはオムツの日々だった。シロもつらかっただろうと、今も心が痛む。 シロが死んで、こんな悲しい思いは二度としたくないと思った。 しかしその半年後、娘と動物愛護センターで開かれている動物ふれあい広場というのに行ったら、シロにそっくりな子犬に出会ってしまい、すぐに申し込んだ。 3倍の競争率だったが、みごとに当たり、子犬はうちの家族となった。 そのときの愛護セ