破綻したビットコイン大手取引サイト運営会社「マウントゴックス社」(東京)のマルク・カルプレス社長(28)は、フランス生まれでパリの工業高校を卒業後、2010年までソフトウエア会社に勤務。 経営者のジル・リデルさん(57)が「本物のギーク(オタク)だった」と評するように、就職時に提出した3枚の履歴書には、習得したプログラミング言語「C言語」がびっしりと書き込まれていたという。 カルプレス社長の母、アンヌさん(58)は今月4日、読売新聞の取材に対し、「10歳でプログラミングを始め、高校在学中はプログラミングに関する大量の本をよく持ち歩いていた」と話した。日本での仕事について詳しく話すことはなかったが、「ハッキングの被害を受けている」と打ち明けたという。(パリ支局 三井美奈)