神戸市内の私立高校の女子生徒が、ことし2月、自殺を図って高さ13メートルの石垣から飛び降りて大けがを負い、学校が設置した第三者委員会は「原因は同級生のいじめで、学校の対応に問題がなければ自殺を図る事態は防げた」という報告書をまとめていたことが学校への取材でわかりました。 女子生徒は今も学校に行けずに、自宅療養を続けているということです。 学校は第三者委員会を設けて原因を調査し、「女子生徒は2年生だった去年の9月からことし2月にかけて、同級生3人から机やいすの上に大量の紙きれを貼り付けられたり、“死ね“などと言われたりするいじめを受けていた」という報告書をまとめていたことが学校への取材でわかりました。 報告書では「いじめがなければ自殺を図ることはなかった」として、いじめが原因だと指摘しています。 さらに「担任がいじめを”生徒どうしのじゃれ合い”と考え、速やかに情報を共有せず組織的な対応が遅れ