先月発見された「PlayStation 5」のIPV6 Kernel exploitを使って、PS5実機を実際にハッキングした事例が報告されている。 【動画】別の脆弱性を利用し、PS5でPS2のゲームを動かしている様子 PS5 IPV6 Kernel exploitは、PS5のファームウェアがV4.03かそれよりも古い場合に使える手法。SpecterDevと呼ばれるハッカーによる細工を施したローカルPC上のウェブサーバーに、PS5のウェブブラウザーからアクセスし、ブラウザーのレンダリングエンジンであるWebkitの脆弱性を突いて攻撃を行うものだ。 ゲーム情報サイトKotakuによると、この手法は約30%の確率で成功し、PS5システムのデバッグモードへのアクセスを可能にするという。そして、本来なら動かすことができないはずのソフトウェアを実行させてしまう。 Webkitの脆弱性を突く手法そのも