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ブックマーク / www.ele-king.net (77)

  • Kode9 & Burial - Fabriclive 100 | ele-king

    たぶんその解釈は正しい。スポンサー付きの牙を抜かれたレイヴからは死んでも見えないところ。ぼくは見ている。1992年にその場所にいたから。いまは亡きもの、思い出として。だが、その場にいなかったひとたちも想像して継承する。多少オリジナルとは別モノになろうが、時間を経ている分、文化としての辛酸も舐めている分、より質を際立たせることができるかもしれない。よりコントラストは上がるだろう。ベリアルがまさにそうだった。その解釈はある意味正しい。Jungle Buddhaによる初期ハードコア・ジャングル、“Drug Me”がドロップされるとき、ぼくはこのミックスCDが意図するところを理解したし、ぼくの記憶も巻き戻しされる。 たとえばゴールディーの『タイムレス』というアルバムがある。ジャングル(ドラムンベース)の最高潮の瞬間を祝福するものとしてのあまたの賞賛によって見えづらくなっているが、この作品は光より

    Kode9 & Burial - Fabriclive 100 | ele-king
  • R.I.P. 阿木譲 | ele-king

    追悼・阿木譲 4年前、前に飼っていたネコの最後を看取ってくれた獣医さんから生後3日の子ネコが4匹いるから見にこないかという連絡があり、さっそく見に行った。気に入ったネコがいたら1匹もらおうかなと軽く考えていた僕は、その子ネコたちが視野に入った瞬間、思わず「2匹下さい」と言っていた。気にいるとか気に入らないという振り幅は一瞬で吹き飛んでいた。僕は即座に黒く見えた子ネコを選び、彼女は少し考えてから白い子ネコに決めた。高校生の頃、『ロック・マガジン』の編集部に押しかけたところ、編集部には10匹近くの黒がいて、それまでイヌ好きだった僕は、憧れの存在だった阿木譲が黒たちと暮らしていると知り、自分もネコ好きに変わろうと決めたのである。それ以来、犬を嫌うようになり、ネコを飼うなら黒がいいと思い続けていた。その願いが叶ったのである。白にはクリン、黒く見えた子ネコにはクランと名付け、半年であっという間

    R.I.P. 阿木譲 | ele-king
  • Neneh Cherry × Four Tet | ele-king

    ネナ・チェリーが帰ってきました。今月冒頭、マッシヴ・アタックの3Dと組んで難民をテーマにしたシングル「Kong」を発表し大いに話題を集めた彼女が、この秋、ソロ名義としては5作目となるニュー・アルバムをリリースします。プロデュースは、2014年の前作『Blank Project』に引き続き、フォー・テットのキーラン・ヘブデンが担当(両者は2012年、カヴァー・アルバム『Cherry Thing』のリミックス盤でもコラボを果たしています)。昨年『New Energy』という素晴らしい作品を送り届けてくれた彼が、いまどんなサウンドを聞かせてくれるのかにも注目です。発売は10月19日。「Kong」に続いて公開されたセカンド・シングル「Shot Gun Shack」を聴きながら、楽しみに待っていましょう。 ネナ・チェリー、新作を10/19に発売! フォー・テットのキーラン・ヘブデンによるプロデュース

    Neneh Cherry × Four Tet | ele-king
  • interview with Gengoroh Tagame | ele-king

    血縁があってもいっしょにいると傷つけ合ったり苦痛だったりするのであれば、それは無理に家族でいる必要がないと思う。 忘れもしない。田亀源五郎が一般誌で連載を開始すると聞いたときのことである。それは単純に、ゲイ雑誌や国内外のゲイ・アート・シーンで長く活躍してきた人物がこれまでとまったく異なるフィールドに挑むことに対する興奮もあったが、いまから振り返れば、それ以上に時代の変化を嗅ぎ取っていたのだとも思う。もしかすると、日もゲイ・テーマの物語が広く伝えられる季節が来たのではないか……。実際にその作品、『弟の夫』が話題を呼び、時代を代表する一作となったのは周知の通りだ。 だから、このたび『弟の夫』がNHKでドラマ化され、大きな話題と高い評価で迎えられたことはやはり画期的な出来事だったと思う。それは同性愛がお茶の間に受け入れられたとかそういったレベルの話ではなく、同性婚や多様な家族のあり方、新しい時

    interview with Gengoroh Tagame | ele-king
    dowhile
    dowhile 2018/05/04
  • Four Tet | ele-king

    今年の頭にSpotifyでフォー・テットことキーラン・ヘブデンがプレイリストを公開していた。自作曲や盟友のダフニ(カリブー)、ブリアル、フローティング・ポインツなどの作品から、ジョン・コルトレーン、サン・ラー、ユゼフ・ラティーフ、ドン・チェリー、アルバート・アイラー、スタンリー・カウエルなどのジャズ、そしてラヒーム・アルハジ(イラク)、マルティク(イラン)、オマール・スレイマン(シリア)、ナジ・バラカ(イエメン)といったアラブ~アフリカ諸国出身者たちの作品が並んでいた。これらアラブ~アフリカ諸国はトランプ政権が条件付き入国禁止令を発した国々で、フォー・テットならではのトランプ大統領への抗議であったわけだが、同時にフォー・テットのワールド・ミュージックに対する興味が自然と表れたリストでもあった。フォー・テットは昔からワールド・ミュージックへの造詣が深く、オマール・スレイマンのアルバム『ウェヌ

    Four Tet | ele-king
  • interview with Yukio Edano | ele-king

    去る9月末、突然の衆議院解散と前後して野党第一党だった民進党が分裂し、その後も混乱が続いている。そのような状況のなか、来る22日には48回目となる衆議院議員総選挙が実施される。私たち『ele-king』はおもに音楽を扱うメディアではあるが、いまのこの政局を重要なものと捉え、初めて政治家への取材を試みることにした。以下のインタヴューは必ずしもその政治家への支持を呼びかけるものではないが、これを読んだ各々が自身の考えを深め、政治や社会に関心を寄せる契機となれば幸いである。 「僕は(自分たちを)少数派だとは思いません」──たったひとりで5日前に立憲民主党を立ち上げ、その呼びかけに応えて集まった候補者たちと選挙に臨もうとしている枝野幸男はそう言った。 9月の衆院解散後の野党第一党の崩壊劇で、小池百合子の「排除します」の一言は、その3ヶ月前に首相が放った「こんな人たち」よりもさらにストレートに私の胸

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  • この世界の片隅に | ele-king

    監督・脚:片渕須直 出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓 / 澁谷天外 原作:こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社刊) 制作:MAPPA 配給:東京テアトル 公式サイト http://konosekai.jp/ 昨日の世界と普通 『この世界の片隅に』は、広島を、原爆を描かないがためにつくりあげられた物語だった。 原作者であるこうの史代はその理由を以下のように述べている。「戦争を描くには、空襲や糧難などで、いつ自分が死ぬかわからないヒヤヒヤした状態、死と隣り合わせの日常を体感できるような街じゃないといけないので、戦災があった街であれば、広島以外のどこでもいいと思って、いろいろ構想を練っていたんですけれど、あるとき、呉にしたらいいんじゃないのかなと」(福間良明ら編『複数の「ヒロシマ」』2012年)。 私たちがこの映画と対峙するとき、日づ

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  • 戸川純全歌詞解説集 | ele-king

    30年前。朝日ジャーナルの別冊で初めて戸川純に取材することができた。2時間遅れでやってきた彼女は質問の答えがすぐに浮かばないとテープ・レコーダーのスウィッチを勝手に切った。「考えている間はテープがもったいないからね」と彼女は言った。そして、質問の答えが頭に浮かぶと、自分でスウィッチを入れるのだ。こんな人は後にも先にもいなかった。僕の第一印象は、だから、「合理的な人」にならざるを得なかった。驚いたのはテープから起こした文章が……そのまま理路整然とした文章になっていたことだ。書き言葉のように話す人なのだ。どこかとんでもない方向に逸れたと思っていた話がきちんと元の脈絡に戻ってくる時の驚き。感覚的な人なんだろうという思い込みはあっさりと打ち砕かれてしまった。 それからときどき仕事をする機会があった。戸川純はいつも戸川純で、インパクトが衰えることはなかった。ライヴはもちろん、蜷川幸雄の稽古場に侵入し

    戸川純全歌詞解説集 | ele-king
  • 追悼・蜷川幸雄(前編) | ele-king

    歳を重ねて、嫌だなと思うことは、わたしの場合あまりない。ただ、25歳前後に知り合いの結婚式ラッシュがあったように、歳を重ねると喪服を着ることが多くなるのだ。だが、この人は、まだ大丈夫と思い、覚悟をしてなかった人が逝った。80歳で、車椅子に乗り、鼻に管をしていたにもかかわらず、だ。蜷川幸雄さんは、その状態で、演出しながら怒り、あいかわらずの調子で台を床に叩きつけている映像が流れたこともあったから、なんとなく油断していたのだ。 蜷川さんは、女優としてのわたしと、歌手としてのわたしの両方でお世話になり、卑屈なわたしに、両方の自信をくれた人だ。 亡くなる数年前にも、「サワコの朝」という番組で、まだ凄いことを言ってくださっていた。ソロになってからずっと好いてくださったのだ。自分で書くのは、あまりに恥ずかしいから、ネットで調べていただきたい。さいたまゴールド・シアターという、高齢者だけの劇団を作った

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  • ストレイト・アウタ・コンプトン | ele-king

    監督/ F・ゲイリー・グレイ 出演/コーリー・ホーキンス、オシェア・ジャクソン・Jr.、ジェイソン・ミッチェル他 製作年/2015年 配給/シンカ、パルコ ユニバーサル映画 渋谷シネクイントほか全国大ヒット公開中! 公式HP:http://soc-movie.jp/ ©2015 UNIVERSAL STUDIOS 「以前、淡谷のり子が『80歳越してごらんなさい、1時間は10分ぐらいよ』と言っていた。 ものすごい説得力であった」 ナンシー関『ナンシー関の顔面手帖』(1991) #OscarsSoWhite(アカデミー賞は白人ばかり)の典型的なサンプルとして挙げられたりもした『ストレイト・アウタ・コンプトン』が日で公開されたのは冬もいい加減寒い時期で、画面の中でギラつくカリフォルニアの陽射しと何とも間抜けにズレる感じはするものの、4ヶ月遅れでも何て

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    dowhile
    dowhile 2016/02/12
  • Transmat | ele-king

    Home > News > Transmat - ──「いま日に足りないのはデリック・メイなのだ!」およびヒロシ・ワタナベが〈トランスマット〉からリリース! DJだから喋るのは音楽ですとか、自分は音楽やってるだけだから社会については話さないとか、そういうのって、デリック・メイにはぜんぜん通用しない。というか、インストの音楽をやっていても、言葉はぜんぜんあります! 国際的なDJは、世界中の都市(地方都市)のナイトライフを通してその街々の地政学を読む。彼らは経済破綻前のアテネを知っているし、北京もロンドンも知っている。オリンピックはワールドカップとは別モノなんだ。それはいろんな悪いモノを呼び込んで街を破壊していく。気をつけろ──これが最近ele-king編集部が入手した、テクノの歴史のターニング・ポイントとなったDJからの警告だ。 もうふたつ入手したニュースがある。すでにご存じの方も少なくな

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    dowhile 2016/02/06
  • 『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』 | ele-king

    2015/日/115分予定/カラー/DCP5.1ch 監督:大根仁 キャスト:電気グルーヴ(石野卓球、ピエール瀧)ほか 製作:ソニー・ミュージックアーティスツ 制作:オフィスクレッシェンド 配給:ライブ・ビューイング・ジャパン ©2015 DENKI GROOVE THE MOVIE? PROJECT http://www.denkigroove.com/themovie/ 『トレインスポッティング』や『スラム・ドッグ・ミリオネア』のダニー・ボイルが監督した新作映画『スティーヴ・ジョブズ』をロンドンで観た。脚は、『ソーシャル・ネットワーク』『マネーボール』のアーロン・ソーキン。ソーキンお得意の、しゃべりまくる個性的な登場人物たちの言葉の応酬でドラマを展開する奇妙なセリフ劇である。ダニー・ボイルだし、iTunesやiPodを発明したジョブズを主人公にした映画なのだから、音楽的なのかと思っ

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  • Electronica Classics | ele-king

    さて、「エレクトロニカの“新”新世紀」と銘打って、とらえがたくも魅力的なエレクトロニック・ミュージックの現在を示している作品群を取り上げる特集だが、一般的に「エレクトロニカ」という名で認識されている作品にはどのようなものがあっただろうか。リアルタイムで聴いてこられた方も多いことと思われるが、あらためていま聴き返したいエレクトロニカ名盤選をお届けします。 Alva noto - Transform Mille Plateaux (2001) キム・カスコーンが「失敗の美学」と名づけたデジタル・グリッチの活用によって、90年代後半から00年代前半にかけてのノンアカデミックな電子音響が始まった。カールステン・ニコライ=アルヴァ・ノト/ノトは、そのグリッチ・ノイズをグリッドに配置することで、ステレオの新美学とでもいうべき電子音響を生み出していく。とくに作の機械的でありながら優美で洗練されたサウ

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    dowhile 2015/11/11
  • 我が人生最悪の年 | ele-king

    開幕前から心配だったし、悪い予感は確実にあった。今年の正月、地元の友だちとは「ま、今年1年も残留が目標だな」と、したり顔で言い合ったものだった。とはいえ、心のどこかに、いや表向きにも、「まさかそんなことはないだろ」という根拠のない余裕というか盲信めいたものがあったことも事実だ。こんなにも不甲斐なく、弱いというのに……それでも清水エスパルスがJ2に落ちるなんてことはあり得ない。なぜならそこは日でも指折りのサッカーの街であり、他のどこの街よりも幅広い年齢層におよぶ熱心なサッカー・ファンがいる。ぼくは清水に隣接する静岡市で生まれ育ったけれど、小学校の校庭にあったのはゴールネット、ソフトボール大会はあっても野球はなし。生まれて初めて賞状をもらったのは、ゴール・シーンを描いた絵。実家の4軒先には名物サッカー専門ショップがある。そんな環境だった。 小さな港町の清水は、しかし、ぼくが住んでいた頃は、何

    我が人生最悪の年 | ele-king
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    dowhile 2015/10/22
    ページ半分埋めて、遅いよ > "などといったとりとめのない原稿はもう終わりにしよう"
  • 第32回:ヨーロッパ・コーリング | ele-king

    ele-kingの読者がギリシャ危機にどのくらい興味を持っておられるかは不明だが、この問題は金融・経済関係者だけに語らせておくには勿体ないサブジェクトである。個人的には、ギリシャのシリザやスペインのポデモス、スコットランドのSNPなどの欧州政治を騒がせている反緊縮派たちを見ていると、こっちのほうがいま音楽よりよっぽどロックンロールで面白い。英国総選挙前にケン・ローチが「これは英国だけの問題ではない。欧州全体での反緊縮派と新自由主義との戦いになる」と言っていたが、それがどうもマジではじまっている実感がある。 とまあこういうことを身近に感じるようになったのは、緊縮託児所(FKA底辺託児所)にまた出入りするようになったので緊縮というものについていろいろ考えるようになったということもある。 が、5年前ならこんなときにしこたま話をすることができたそっち系の人びと(AKAアナキスト)の姿をとんと見なく

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    dowhile 2015/07/22
  • R.I.P. 横田進 | ele-king

    テクノ/ハウス/エレクトロニカのプロデューサーとして国内外に多くのファンを持つ横田進が、3月27日、長い病気療養のすえ永眠したことが最近わかった。音楽関係者との接点を持たなかったご遺族が、先日、遺品整理中に見つけた関係者からの手紙を頼りに報告があった。54歳だった。 横田進は、ハウス・ミュージックに触発されて、90年代初頭から格的な音楽活動をはじめている。初期の作品、1993年にドイツの〈ハートハウス〉からリリースされたFrankfurt-Tokio-Connection名義の12インチ・シングルは、都内の輸入盤店でも話題になった。当時勢いのあったジャーマン・トランスの重要レーベルからのリリースだったということもある。が、何よりも、無名の日人がいきなり海外のレーベルから作品を出すことがまだ珍しかった時代のことだった。いまや音楽は世界に開かれている──そんなオプティミスティックな気配がア

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    dowhile 2015/07/15
  • 第31回:音楽とポリティクス | ele-king

    「投票は想像力のない人間がすることだ。それは自分たちとは異なる世代のためのものであり、そんなものでは何も達成できない」 ザ・ホラーズのファリス・バッドワンは総選挙前にそう言った。 UKには、保守党政権を潰すチャンスがあればオルタナティヴ・ロックと呼ばれるジャンルのアーティストたちが立ち上がる伝統があった。が、ヤング・ファーザーズ、スリーフォード・モッズ、エンター・シカリ、ジ・エネミーなどの一部の例外を除き、5月の選挙ではいわゆるオルタナとかインディーとか呼ばれるジャンルのスターたちは口を閉ざしていた。日には伝わってなかったかもしれないが、英国では「歴史に残る右派と左派の接戦になる」と大騒ぎになっていたのである。ここまで盛り上がったらさすがに『NME』も何かやるかな。と思ったが、業務平常どおりだった。どうやらもう、UKロックは政治には触れないものになった。ということで確定のようだ。 現代の

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    dowhile 2015/07/03
  • interview with trickfinger (John Frusciante) | ele-king

    ジョン・フルシアンテを知らずにこのインタヴューを読む方はおられるだろうか。90年代から2000年代の音楽シーンをいわゆるミクスチャー・スタイルと強烈なファンク・ロックによって風靡し、いまなおその支持の揺らぐことのないモンスター・バンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。同バンドのギタリストとして活躍したジョン・フルシアンテは、RHCPには欠員を埋める形で中途加入し、彼らの音に叙情的でエモーショナルな「歌」の力を呼び込んだ──名ギタリストであるとともに名ソングライターとしての力量をも遺憾なく発揮してみせた。一時の脱退から復帰したタイミングで制作された中期の名盤『カリフォルニケイション』におけるフルシアンテの功績は広く評価されるところである。そして2度めの脱退後の彼は、その才と持ち前の求道的な音楽探求と鍛錬の姿勢をよりストイックに追求し、さまざまなアーティストたちに学びながらともにアルバム制作

    interview with trickfinger (John Frusciante) | ele-king
  • 第30回:『ザ・レフト』続編:左翼セレブたちの総選挙 | ele-king

    昨年『ザ・レフト―UK左翼セレブ列伝』というを書いた。 で、5月7日に行われた英国総選挙の前後、そこで取り上げた著名人たちにも動きがあったので拙著の続編としてまとめてみたい。 まず、マンチェスターのサルフォードから国会議員に立候補した元ハッピー・マンデーズのベズ。彼はリアリティー党という政党を立ち上げ、今年1月に選挙委員会に登録しようとしたが、以前リアリスト党という政党が存在したことが判明し、有権者の混乱を招くかもしれないので改名せよと選挙委員会から命じられ、ウィー・アー・ザ・リアリティー・パーティー(俺らがリアリティー党だ)という党名に変更している。 のっけからトラブルに見舞われた船出となったが、立候補者3名のミニ政党にしてはさすがに注目を集め、BBCニュースの小政党特集にも招かれ、ベズが党首インタヴューを受けた。吉新喜劇のヤクザ役が着るような派手なストライプのスーツを着て登場したベ

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  • JINTANA、イビザ紀行 ~究極のチルアウトを求めて~(後編) | ele-king

    ■JINTANA プレ・コメント そろそろ格的に秋の空気になってきましたね。 過ぎ行く夏の残り香を最後に楽しむチルアウト紀行をお届けします。 この連載を読みながらのBGMとして制作した楽曲もYoutubeにアップしましたので、ぜひ聴きながら、ゆったりと秋の美空を楽しんでくださいませ。 JINTANAプロフィール Paisley ParksやBTBも所属するハマの音楽集団〈Pan Pacific Playa〉(PPP)のスティール・ギタリスト。同じく〈PPP〉のKashifや一十三十一、Crystal、カミカオル、あべまみとともにネオ・ドゥーワップバンドJINTANA&EMERALDSとして『Destiny』をP-VINEよりリリース。オールディーズとチルアウト・ミュージックが融合したスウィート&ドリーミーなサウンドがTiny Mix Tapeなど海外メディアも含め各地で高い評価を得る。L

    JINTANA、イビザ紀行 ~究極のチルアウトを求めて~(後編) | ele-king
    dowhile
    dowhile 2015/04/28