Top500の演算性能よりも実際のアプリ性能を優先 今年のISC19で発表されたTop500では、オークリッジ国立研究所(ORNL)の「Summit」が1位、ローレンスリバモア国立研究所(LLNL)の「Sierra」が2位、中国の「神威・太湖之光」が3位と順位の変動はなかった。 Top500のスパコンの性能ランキングは、High Performance Linpack(HPL)というプログラムを実行させ、その時の1秒間に実行される計算(足し算や掛け算)の数で行われている。 計算を行うには、計算を行う演算器が必要で、たくさんの高速な演算器をもてば性能があがる。しかし、計算を行うためには、足し算や掛け算を行う入力の2つの数値をメモリから読んでくる必要がある。また、計算結果をメモリに書き込んで、次の計算が行なえるようにすることも必要である。 HPLというプログラムは連立1次方程式を解くプログラム
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