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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/Takeuchi-Lab (9)

  • 竹内研究室の日記

    竹内研究室の日記 2019 | 01 |

  • 日本の研究者・技術者は本当に虐げられているのか? - 竹内研究室の日記

    中村修二さんがノーベル賞を受賞されたことから、お祝いとともに、日の科学技術の今後について心配する声など、メディアの方の取材の依頼を受けるようになりました。 当はフラッシュメモリがフラッシュメモリにノーベル賞が授与され、開発チームの一員、当事者としてメディアの取材を受けたかったのですが仕方ない。日技術者の処遇を考えるきっかけになれば良いと思います。 問い合わせて頂く内容は例えば、 「日技術者は虐げられているのではないか」 「ノーベル賞は日の経済が良かった時代のもので、これからの日の科学技術は競争力があるのか」 「日技術者・研究者は報われないのではないか」 「日の大学の研究環境は悪化するばかりではないか」 「特許法の改正で特許の帰属が発明者から企業に変わることで、更に技術者のモチベーションが下がるのではないか」 個々の取材にお答えするのも面倒なので、このブログでお答えしよ

    dowhile
    dowhile 2014/10/13
  • 単純には喜べない青色レーザーダイオードのノーベル賞。日本ではゼロから1を作った人がリスペクトされるのか? - 竹内研究室の日記

    青色レーザーダイオードを実現した赤崎先生、天野先生、中村修二さんがノーベル賞を受賞されました。当におめでとうございます。 特に中村修二さんは企業(日亜化学)での仕事で受賞したわけですから、私は中村さんよりも下の世代ですが、企業で技術者だった私は大変勇気づけられました。 大変失礼な言い方をすると、赤崎先生は偉すぎて雲の上の存在ですが、中村修二さんならひょっとしたら自分もなれるかもと、企業などで実用研究をしている技術者にも思われるところがあるのが、今回のノーベル賞は良いですね。 また実は私は学部、修士の時に青色レーザーに関連する研究をしていたので、昔(学生時代)を思い出して感慨もひとしおです。 当時は青色レーザーを目指して、今回受賞したGaNとZnSeが激しく競争。いずれの陣営も日の企業・大学が中心で、「日を制したものが世界を制する」という、日の黄金期でした。 私は「負け組」であるZn

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    dowhile 2014/10/08
    どういう経緯で発明されたかの歴史はこれから本がたくさん出るだろうな
  • 早稲田の博士論文の判断の裏にあるのは、「大学で勉強しなくても企業に入ってから滅私奉公すれば良い」といいう社会。それでグローバルな競争を戦えるのか。 - 竹内研究室の日記

    早稲田の小保方さんの博士論文への対応は実に考えさせられるところが多いです。 いい加減な論文でも学位はオッケー、というのはまじめにやっている学生や指導している教員にとってはやり切れない思いでしょうね。 それに、少なくとも早稲田の(早稲田以外もある?)学位のレベルがばれてしまったわけで、博士取得者への評価も下がるでしょう。 でも、実はこの件で腹を立てているのは、自分のような大学教員や(苦労して)博士を取った人だけかもしれません。 大概の人は、「別に学位を与えて人が死ぬわけでもないし、お金が無くなるわけでもない。別にいいじゃないか」という反応かもしれません。 政治家の発言などには、そういうニュアンスを感じますね。 というのも、学位の基準になると、誰しも自分のことを思い出してしまうわけです。 博士は取ってなくとも、「そういえば、自分は大学ではほとんど勉強しなかったし、いい加減な卒論でも卒業できたよ

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    dowhile 2014/07/21
  • 「売りたくない」マーケティング、「開発したくない」技術部、「契約したくない」法務部が組織をダメにする。「やらないこと」が最適解になってしまう日本の組織。 - 竹内研究室の日記

    ではITやエレクトロニクスはダメダメですが、一歩、国外に出れば成長産業。 私が研究しているSSDや半導体メモリを使ったストレージは、ITのクラウド化で猛烈に成長している。 例えば、Flash Memory Summitという8月にシリコンバレーで行われたマーケティングの会合では、400件以上の発表が行われ、4000人もの参加者が。 でも、日の半導体やITはリストラなどの後ろ向きばかり。GoogleAmazonのように、世界はドンドン進んでいくのに、日はどうするんでしょうね。 私は日の大学に居るし、国(税金)からも予算を頂いて研究している部分もあるので、何としても、日の企業に貢献したい、復活のお手伝いをしたいと思っています。 ですが、共同研究などのお話をしていると、愕然とすることばかり。 研究するには、それなりにお金が必要ですが、「金は出さないけど、権利は全てよこせ」というケー

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    dowhile 2013/10/22
  • 大学を卒業して20年たつとわかる、終身雇用なんて、幻想だった。 - 竹内研究室の日記

    自分は大学院を卒業して20年たつのだけれども、同期の連中の身の振り方をみると、終身雇用で会社に勤めあげる人なんて、ほんの一部。 就職した時には、東大の工学部の同期たちは、自分も含めて、いわゆる大手企業、メーカーや金融機関、商社などに就職して行った。 その時は、特にメーカーは世界の中で競争力があったし、日メーカーの間で転職はできないとも言われていたので、就職した会社に一生勤めるのは普通だ、という認識だったと思う。 つまり、ほとんどの人は、終身雇用のつもりで、就職をしていた。 それが、20年後の今では、最初に就職した会社に勤め続けている人は、同期の中でも1/3も居るかどうか。 就職した時と、その後の展開は、全然違ったものになりました。 まず、90年代、私たちが20代の時に、金融バブルがはじけ、盤石だと思われていた、大手の金融機関がバタバタと倒れて行った。 特に、東大生は長銀に就職した人が多か

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    dowhile 2013/06/17
  • 単に技術が好きなだけでは、食べていくことが難しい時代になったのか - 竹内研究室の日記

    電機メーカーが苦しくなる中、企業も大学も知恵を出せ、と迫られているのですが。 ・日企業はハードは強いけれど、ソフトは弱い。 ・ハードを売るための標準化など、売るための仕組みを作ることが弱い。 ・ハードを売るための環境やコラボレーションが下手。 など、言われますね。 何か仕様が決まったものを作るのは上手だけども、何を作ったらいいかを考えるのは苦手。 また、デザインなど、新しいライフスタイルを提案するのもの下手。 なぜそうなってしまったのか。 ある技術者の言葉で、「自分は技術好きでやってきたので、そういうことを考えろと言われても苦手なんだよな」 この言葉は、今の日のメーカーの苦しさを象徴しているような気がします。 いまや、コンピューターにしろ、テレビにしろ、エレクトロニクスの製品のスペックは十分に高い。 これ以上、スペックを上げても、対価を払ってもらえない。 だから、単にスペックを上げる技

    dowhile
    dowhile 2013/04/05
    H/Wの先生が言ってるから仕方ないけど,ソフトが技術じゃないみたいな言い方はどうか.あと,売る技術とか売り込みの仕組みを考えるのは技術者の仕事じゃないよね.
  • 大学で学生に本当に教えたいこと。なぜ、竹内研の卒業生が半導体や家電メーカーに就職しないのか。 - 竹内研究室の日記

    今年度も今日で終わりですね。今年は、5年前に東大で研究室を立ち上げた時に入学してきた畑中君が、無事博士を取って卒業。 そして、3年半にわたって研究室の中心となって活躍してきた、助教の宮地君がパーマネントの職を得て独立します。 学生だけでなく、研究員にとっても、大学の研究室は通過点。 ポスドク問題と言われるように、今や大学でパーマネントの職に就くのは非常に厳しい。 竹内研での活躍を評価されて、激戦を勝ち抜いたのは、当にうれしいです。 これからは自分の研究室を立ち上げることになるのですが、健闘を祈ります。 さて、半導体メーカーが苦境に陥り、リストラが相次いでいる中で、よく「学生の就職はどうしているのですか?」と聞かれます。 今まで半導体業界の凋落と学生の就職を結びつけて考えたことが、実はありません。 今や、学生には「この会社、業界に就職しろ」と教員が指導する時代ではないです。 完全に学生の意

    dowhile
    dowhile 2013/03/31
  • インテルのためのISSCCだ。圧倒的なハードウエア(デバイス)の差を見せつけられた。竹内研の発表に興味を示すのは、アメリカの会社ばかり。日本の半導体はどうなった?? - 竹内研究室の日記

    ISSCCの出張のために、サンフランシスコに来ていますが、締切が明日、今週中などの書類の要求が容赦なく、次々と来ている。 せっかく学会に来ているのに、学会に出る暇がほとんど無く、ホテルの部屋で書類作成に明け暮れています。 日と連絡ながら仕事をしていると、ほとんど徹夜になってしまうので、学会中は居眠りばかり。 まあ、年度末だから仕方ない。 今晩も確実に徹夜だ。 いくつの年になっても、仕事が多いと鍛えられる、と前向きに考えよう。 さて、学会の方ですが、インテルの圧倒的なデバイスの技術力を見せつけられています。 22nmのトライゲート型のトランジスタで、技術の詳細は日経Tech-Onに記事を書きましたので、こちらをご覧ください。 正直なところ、ハードウエアでここまで圧倒的な差をつけられると、少々、回路やシステムで頑張っても、全然ダメ。 以前から差はありましたが、もう、絶対に追いつかないだけの差

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    dowhile 2012/03/04
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